コピックで花火を描く! ある画材と併用することで簡単に描けます

Momo
コピックで花火描きにくい、無理じゃない?
Atsumi
確かにコピックだけだと難しいよね
Atsumi
でもある画材と併用することで描けるようになるよ!
Momo
ある画材?

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いた作品

花火のイラストは夏の定番で誰しも一度は描いてみたいと思う題材ではないでしょうか?

でも、基本的にコピックの上にコピックを重ねても下の色が透けてしまうので、夜空に咲く花火を表現することは難しいです。

なので他の画材を一緒に使うことでこの問題をクリアします!

さてその画材とは?

ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!

1.花火の描き方

コピックと他の画材を併用した花火の描き方は主に3通りあります。

順番に紹介していきます。

1-1.ホワイトペンを使う

この方法が1番リーズナブルにできる方法です。

用意するものはコピックの他にホワイトのペン1本あれば大丈夫です!

今回使用するものは100均セリアのペイントマーカー極細の白です。

Momo
100均で手に入るペンなら気軽にできるね!

そして描きたい夜空の上にこのホワイトペンで花火の形を描き、その上からコピックの好きな色を塗っていきます。

(詳しい描き方は後で解説します。)

もちろん、セリアのホワイトペンじゃなくてもできます。

次にご紹介するコピックアクレアのホワイトでもできます。

ただし、コピックオペークホワイトは上からコピックを塗っても色がつかないので使えません。

Atsumi
持ってるホワイトペンの上からコピックが使えるか試してみると良いですね

↓コピックオペークホワイトについての記事はこちら

コピックオペークホワイト! とっても便利なアイテムの使い方をお伝えします

1-2.コピックアクレアを使う

次はコピックアクレアを使って描く方法です。

コピックアクレアとは
2024年6月にコピックの開発元Tooグループから新商品として発売された水性のコピックマーカーです。
不透明のインクで裏移りせず、水性ですが乾くと耐水性になります。
金属、ガラス、プラスチック、木材など様々な素材に描くことができるのもコピックアクレアの特徴です。全24色、1本297円

このコピックアクレアの従来のコピックとの大きな違いは下のインクが透けない不透明性です。

その不透明性を活かして花火を描きます。

100均のホワイトペンを使う方法よりお値段はかかってしまいますが、よりくっきりと鮮やかに描くことができます。

(詳しい描き方は後で解説します。)


【お買い得品】トゥー COPiC acrea コピックアクレア ビビッド6色セット Too 12551002

1-3.マスキング液を使う

3つ目の方法はマスキング液を使った方法です。

マスキング液とは
色を塗りたくない箇所にあらかじめマスキング液を塗っておくことで、そこに色がつかず白抜きができる液体の画材のことです。
マスキングテープの液体版。マスキングテープのように必要な形に切らなくても良いため便利です。

コピックで花火を描きたい部分に色を塗り、その上にマスキング液で花火の形を描きます。

その上から夜空の色を塗って消しゴムでこするとマスキング液が剥がれて、花火の形が浮き上がってくるという描き方です。

Momo
この描き方、楽しそう!

そう、きっと楽しいと思いますがマスキング液をこのためだけに買うのはハードルが高いのでは? と思います。

マスキング液は1つ600円〜800円ほどします。

なので今回はこの方法は割愛します。マスキング液をお持ちの方はやってみても良いかもです。

↓夜空の描き方についての記事はこちら

コピックで夜空の塗り方! 失敗しないコツお伝えします

 

2.実践! 打ち上げ花火を描く

それではここから実際に花火を描いていきます。

打ち上げ花火と線香花火をそれぞれ、ホワイトペンを使う方法とコピックアクレアを使う方法とで解説していきます。

花火を描く前にどんな形の花火を描くのかイメージしておくと良いです。下描きなしの一発描きなので完成イラストのイメージが大事です!

イメージがないと途中で自分が何を描いているのか分からなくなって、結局完成させられないということが起こりやすくなります。

写真やイラストなどの参考資料を用意しておきましょう。

2-1.ホワイトペンを使って打ち上げ花火を描く

ホワイトペンを使って打ち上げ花火を描きます。

使用色

ホワイトペン(今回はセリアのものを使用)

B26、B37(夜空を塗るのに使います。)

お好きな色のコピック

花火に使うコピックの色は本当に何色でも良いです。同じような色相の色を選んでも良いですし、全然違う色相の色をごちゃ混ぜに選んでも良いです。

1つだけおすすめポイントがあるとすれば、派手な色を選んだ方が映えます!

Atsumi
いつもは使い道に困るような派手な色も、思い切って使ってみると楽しいです

↓ベースの夜空を作ります。B26を塗ってその上からB37を2回重ね塗りします。

↓ホワイトペンで花火の形を描いていきます。

ホワイトペンを少し乾かします。3分もすれば乾きますが、描いた跡が濡れていなければ乾いた証拠です。

↓ホワイトペンの上から好きな色を塗っていきます。

物足りないと感じるとこがあれば、ホワイトペンで描きたしコピックで塗る。を繰り返します。

↓完成!

2-2.コピックアクレアを使って打ち上げ花火を描く

今回はコピックアクレアの6色セット「ビビット」を使って描きました。

ビビットに入っている色

フラミンゴピンク
トマトレッド
マンダリンオレンジ
レモンイエロー
リーフグリーン
スカイブルー

夜空のベースにはB26、B37を使いました。

↓ベースの夜空を作ります。B26を塗ってその上からB37を2回重ね塗りします。

↓コピックアクレアで花火を描きます。

Atsumi
好きな色で好きな形の花火を自由に描こう!

コピックアクレアは乾くのに少し時間がかかります。描いたところを触らないように気をつけて!

↓完成!

2-3.打ち上げ花火まとめ

ホワイトペンを使った方法では細かいグラデーションをつけることができたり、全体的に優しい仕上がりになるので繊細な花火を表現することができると感じました。

コピックアクレアを使った方法ではハッキリとした線を描くことができるので、より色鮮やかでイラストの中の花火を目立たせることができると感じました。

この2つの方法を1つのイラストの中で併用すると奥行きのあるイラストができるのではないかと思います。

3.実践! 線香花火を描く

手持ち花火の定番! 線香花火を描きます。

ホワイトペンを使った方法とコピックアクレアを使った方法でどんな風に違いが出るのか楽しみです!

3-1.ホワイトペンを使って線香花火を描く

打ち上げ花火の時と同様にぜひ参考資料を用意して、完成イラストをイメージしましょう!

グッと描きやすくなりますよ。

使用色
YR16、Y19、R29、ホワイトペン(セリアのものを使用)

線香花火はお好きな色で…というわけにはいきません(笑)オレンジっぽい色1色、黄色っぽい色1色ずつ選ぶと良いでしょう。

打ち上げ花火の時と同様に夜空はB26とB37で塗りました。

↓ベースの夜空を作ります。B26を塗ってその上からB37を2回重ね塗りします。

↓ホワイトで線香花火の形を描きます。(花火の棒も描くとそれっぽいです。)

↓全体のバランスを見ながらYR16とY19でホワイトで描いた花火部分を塗っていきます。

↓棒をR29で塗ります。(何色でも良いです)

↓完成!

↓ホワイトペンを使った打ち上げ花火と線香花火の描き方動画です。

*音がでます

3-2.コピックアクレアを使って線香花火を描く

コピックアクレア6色セットの「ビビット」に入っているマンダリンオレンジとレモンイエロー、トマトレッドを使います。

↓ベースの夜空を作ります。B26を塗ってその上からB37を2回重ね塗りします。

↓マンダリンオレンジとレモンイエローで線香花火を描きます。

細かく描くと線香花火らしくなります。

↓トマトレッドで棒を描きます。

↓完成!

3-3.線香花火まとめ

線香花火はホワイトペンで描く方法の方が、闇にパチパチっと浮かび上がるような趣が出て良いのではないかと感じました。

これもまた、1つの線香花火の中に2つの方法を併用しても、画面に奥行きが出て面白いと思います。

↓コピックアクレアを使った打ち上げ花火と線香花火の描き方動画です。

*音が出ます

まとめ

今回は打ち上げ花火と線香花火の描き方についてそれぞれ2通りの描き方をお伝えしてきました。ご参考になれば幸いです。

花火は打ち上げでも手持ちでも本当に様々な種類があって楽しいですよね!

イラストに描くという視点で花火を見てみるとまた違った気づきがあるかもしれません。

ぜひお絵描きライフ楽しんでくださいね!

ではまた別の記事でお会いしましょう。

↓背景の描き方についての記事はこちら

背景の塗り方! コピックでイラストをもっと魅力的に変身させよう!

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