




というわけでコピック作家のAtsumiです。
↓コピックで描いた作品

「コピックで桜を描きたいけど、うまく塗れない…」そんな悩みはありませんか?
桜の花びらは淡いグラデーションや繊細な色合いが特徴なので、思った通りに表現するのが難しいですよね。
でも、コピックの使い方を少し工夫するだけで、ふんわりと美しい桜が描けるようになります。
この記事では、初心者でも簡単にできる桜の描き方や、リアルに仕上げるための色選び、グラデーションやぼかしのテクニックを詳しく解説します。
一緒に理想の桜を描いてみましょう!
ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!
目次
1. コピックで桜を描くための基本準備
1-1.コピックで桜を描くのに必要な道具一覧
桜をコピックで描くためには、まず基本的な道具をそろえましょう。
必要なのは、コピックマーカー(特にピンク系、赤系、茶系など)、耐アルコール性のペン(ミリペンやコピックマルチライナー)、そして適切な紙(コピー用紙またはコピック専用紙や厚手のスケッチブック)です。
紙によって発色やぼかし具合が変わるので、試し描きをして自分に合ったものを選びましょう。
消しゴムやシャーペンも準備しておくと、下描きがしやすくなります。
1-2.初心者向け! まずは簡単な桜から始めよう
桜の花は複雑に見えますが、基本の形を理解すれば簡単に描けます。
まずは桜の花びらを一枚描き、それを5枚並べて桜全体の形にしていきましょう!

輪郭線は薄めの茶色を使うと柔らかい雰囲気に仕上がります。(ここではコピックマルチライナーのセピアを使っています。)
その方がいきなり全体を描くよりもバランスが取りやすいです。
はじめはシンプルな形で練習し、慣れてきたら細かいシワや自然なゆがみを加えていくと、よりリアルな桜に近づきます。
1-3.コピックの基本的な塗り方と練習方法
コピックで塗るときは、まず薄い色から塗り始めるのがポイントです。
例えば、桜の花びらなら最初に淡いピンク(R000など)でベースを塗り、徐々に濃いピンク(R02、RV14など)で陰影をつけていきます。
にじませるときは、ブレンダーや薄い色でなじませると自然な仕上がりになります。
練習として、いくつかの花びらを描いて色の違いを試してみるとよいでしょう。
2. 桜の線画の描き方|シンプルな形からリアルな花びらまで

2-1.簡単な桜の花の形を描くコツ
桜を描くときは、まず基本の形を意識しましょう。
一般的な桜の花は5枚の花びらで構成されており、中心から放射状に広がるように描くとバランスが取れます。

2-2.リアルな桜の花びらを描くためのポイント
リアルな桜を描くには、花びらの微妙なゆがみや厚みを意識することが大切です。
実際の桜の写真を参考にしながら、花びらの縁を少しギザギザにしたり、内側に細かいシワを描き込むとリアルな質感が出ます。
また、花の中心には雄しべと雌しべがあるので、細かい点や線で表現するとより本物らしくなります。
2-3.桜の枝や葉の描き方|バランスの取れた構図を作る
桜は花だけでなく、枝や葉も重要な要素です。
枝は細めに描き、少し曲線を入れると自然な印象になります。

葉は細長く先がとがった形をしているので、楕円を少し変形させるイメージで描きましょう。
枝に花を配置するときは、密集しすぎず適度な余白を残すことで、より自然な構図になります。
3. 桜の花びらを美しく塗るコピックの色選び

3-1.コピックで使える桜のおすすめカラーセット
桜を塗るときにおすすめのコピックカラーは、R000(淡いピンク)、RV13(鮮やかなピンク)、RV14(濃いピンク)、E31(薄い茶色・枝用)G40(薄い緑、葉っぱ用)などです。
自然な色合いを出すためには、薄いピンクから塗り始め、グラデーションをつけることが重要です。
桜の花は一色ではなく、中心が濃く、外側に向かって薄くなる特徴があるので、色の選び方が大切です。
3-2.柔らかい桜色を作るためのブレンドテクニック
桜の花びらは淡くやわらかい印象が大切なので、ブレンダーや薄い色を活用してなじませるとよいでしょう。
例えば、R000でベースを塗り、中心に向かってR00、R02を重ね、最後にR000でもう一度ぼかすと、自然なグラデーションが作れます。

3-3.色の違いで表現する満開の桜と散り際の桜
満開の桜は明るく華やかな色合いが特徴ですが、散り際の桜は少し色がくすんでいたり、花びらが半透明になっていることが多いです。
くすんだ雰囲気を出すには、ピンクに加えてBV00(薄紫)を少し混ぜると、落ち着いたトーンになります。
4. コピックで桜を美しく塗るコツ|グラデーションとぼかしテクニック

4-1.なめらかなグラデーションを作る方法
コピックで美しい桜を描くには、なめらかなグラデーションが重要です。
まずは薄い色(R000など)で全体を塗り、次に少し濃い色(R00)を重ねて、境界をブレンダーまたは薄い色でなじませます。
色を重ねる順番を意識すると、自然なグラデーションが作れます。
4-2.ぼかしを活かして柔らかい桜を表現するコツ
桜の花びらは柔らかく、境界がくっきりしすぎると不自然に見えることがあります。
ブレンダーや薄い色を使って、ふんわりとぼかすことで、よりリアルな質感になります。
特に花の中心から外側に向かってぼかすと、自然な仕上がりになります。
4-3.光と影をつけて立体感のある桜を描く
光の当たり方を意識して、影の部分には少し濃い色を加えると、桜が立体的に見えます。
花びらの重なりや、枝の影を意識しながら色を塗ることで、リアルな桜を表現できます。
5.実践! 桜を塗ってみよう
では実際に桜に色を塗ってみましょう!
↓こちらの線画に色を塗っていきます。

↓R000で全体を一気に塗ります。その後にR00、R02で外側から内側にグラデーションを作りながら花びらを塗ります。

↓Y15で中心のめしべ、おしべ部を塗ります。

↓E31、E35で枝を塗ります。つぼみに接している部分はつぼみに近い部分をR02で塗ってE31でぼかします。

↓G40、G82でグラデーションを作りながら葉っぱを塗ります。

↓葉っぱの葉脈をG82でなぞって濃くします。

↓完成!
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↓今回使った線画をプレゼントします。こちらからダウンロードしてお使いください。
https://animalcopic.com/wp-content/uploads/2025/03/桜 リアル(大).jpeg
まとめ
コピックを使って桜を描くには、基本の道具をそろえ、シンプルな形から練習することが大切です。
線画の描き方や色の選び方を工夫すれば、よりリアルで魅力的な桜が表現できます。
特に、グラデーションやぼかしテクニックを活用することで、柔らかく自然な仕上がりになります。
桜は満開の華やかなものから散り際の儚いものまで、さまざまな表情を持つ美しいモチーフです。
ぜひ、今回紹介したコツを活かして、自分だけの桜を描いてみてください!
継続して練習することで、より理想の桜に近づくことができますよ。