コピック、宝石の塗り方! キラキラ輝く宝石を簡単に描けます。

Momo
キラキラの宝石! 描いてみたい!
Momo
でも難しそう…
Atsumi
コツがわかれば難しくないよ!

というわけでコピック作家のAtsumiです。

キラキラの宝石が描かれたイラストを見ていると本当にキレイで自分でも描いてみたくなりますよね。

でも何だか複雑そうに見える…

難しいのでは?

そんな風に思われるかもしれません。

でも大丈夫!

ちょっとしたコツさえつかめれば、そんなに難しくなく宝石を描くことができます。

今回は宝石を描くときにおさえるべきポイントとちょっとしたコツをお伝えしていきます。

最後まで楽しんでいってくださいね!

1.宝石を塗り方 3つのコツ

宝石は手間をかけるほど、細かく塗るほど輝きます!(限度はありますが)

本当の宝石も手間をかけて磨かれ、カットの面の数が増えるほど輝きが増します。

そのため、宝石を塗るのは難しくはありませんが手間はかかります。

Atsumi
自分の手で紙の上の宝石が輝いていくのを楽しみがら塗ってみてくださいね!

1-1.グラデーション

宝石の微妙な色合いを表現するのにグラデーションの技術は欠かせません。

宝石のグラデーションは主に2つに分けられます。

まず暗い部分と明るい部分の大きなグラデーションが1つ

2つは暗い部分と明るい部分の中の小さなグラデーションです。

宝石のカットごとにグラデーションを加えると光の反射による微妙な色合いの変化を表現することができます。

↓グラデーションの作り方に関する記事はこちら

コピックイラストの魅力UP! できる!使える! グラデーションのやり方

1-2.ハイライト

次にハイライトです。

宝石は光の反射を受けて光り輝いているものです。

そのためハイライトもとっても大切な要素の1つになります。

宝石にはカットの関係で必ず、強く光が当たって一際輝いて白っぽく見える部分があります。

そこをハイライトで表現することでリアルな宝石らしさを出すことができます。

また、暗く塗ったところとの明暗の差で宝石の輝きを見せることもできます。

↓ハイライトに便利なコピックオペークホワイトについての記事はこちら

コピックオペークホワイト! とっても便利なアイテムの使い方をお伝えします

1-3.繊細に

最後は繊細に、です。

先述したように宝石は手間をかけて細かく塗るほど輝きが増してキレイに仕上がります。(限度はありますが)

具体的には暗い部分を細かく入れていくことです。

↓暗い部分をおおざっぱに入れたイラスト

↓暗い部分を細かく入れたイラスト

Atsumi
どちらが宝石らしく輝いて見えるかは一目瞭然ですね!

2.宝石の塗り方 色選びのポイント

2-1.使う色は4、5色

宝石を塗るのに使う色は大体4色か5色です。

もっと多くても良いですが慣れていないと、どこに何を塗っているのか分からなくなってしまうので多くても5色がベストだと思います。

逆に色が少なすぎても宝石の微妙な色合いが表現しづらいです。

2-2.彩度

ベースの2色は彩度に差をつけるのもポイントです。

彩度とは色味の強さや鮮やかさの度合いのことを言います。彩度が高い色は鮮やかで彩度が低いほど落ち着いた地味な色合いになります。

なので、宝石のベースに使う2色は、例えば緑色の宝石なら1色はフォレストグリーンのような彩度の低い色にしてもう1色はアップルグリーンのような彩度の高い緑にするのをおすすめします。

そしてその間の色をもう1色用意するとその3色でキレイなグラデーションを作ることができます。

彩度に差をつけてグラデーションを作ることで明るい部分が引き立ち、宝石の輝きを表現することができます。

2-3.明度

また、彩度だけでなく明度も宝石を塗る際の色選びには大切になってきます。

明度とは字の通り色の明るさの度合いのことを言います。

↓宝石の輝きを表現するために三角の暗い部分を作るのですが、その暗い三角にも明るめのものと暗めのものと明度に強弱をつけると良いでしょう。

明度に強弱をつけることにより、宝石の繊細な色味のニュアンスを表現することができます。

3.宝石の塗り方 実践!

それでは実際に宝石を塗っていきます。

今回は宝石の数あるカッティングの中からラウンドブリリアントカットを選びました。

3-1.線画について

宝石のカッティングの中では代表的なカッティングの1つだそうで、ネットで「ラウンドブリリアントカット 描き方」と画像検索すると線画の例がたくさん出てきます。

線画はデジタルで描くことをおすすめします。今回筆者はClipStudioPaintProでこの線画を描きました。

デジタルで線画を描くメリットは

1.図形が正確にできる
2.補助線がすぐに引けて簡単に消せる
3.複製しやすい

の3つがあります。

1.はこの宝石の形は丸と2つの正方形でできているのでそういった図形を描くのにデジタルは優れています。

ソフトによっては直径や縦横の比率を入力して図形ツールで描くだけで正確な丸と正方形が簡単にできます。

2.宝石の形を描くのに補助線を使います。この補助線は後で消すので、簡単に線を消せるデジタルで描くと早いです。

Momo
デジタルは消しゴムのあとも残らないしね!

補助線用のレイヤーを1枚用意して補助線がいらなくなったらレイヤーごと削除してしまえば、線を1本ずつ消していく手間が省けます。

3.デジタルならコピー&ペーストで描いたものを簡単に複製できます。

↓このように1枚用紙の中に6つの宝石を一瞬で複製することが可能です。

Momo
何回も練習したいから便利だね!

そして今回はこのブログを読んでいただいたあなたにラウンドブリリアントカット宝石の線画6個セットをプレゼントします。

↓こちらからダウンロードして印刷して使ってください!

https://animalcopic.com/wp-content/uploads/2024/06/宝石-scaled-e1717910472659.jpg

3-2.宝石に色を塗ってみよう!

いよいよ実践です。

使用した色
ベース:G17、G16、G14、0番
影:BG09、BG18

用紙はコピー用紙を使いました。

↓まず左上の方からG17とG16でグラデーションをかけつつ塗っていきます。

3つのカットに分けると塗りやすいです。

↓右下の方はG14も使って3色でグラデーションを作ります。

↓四角の中も3色でグラデーションを作ります。

↓半分より多めにG17とG16メインのグラデーションをかけたら残りはG14で塗ります。

↓三角の部分は光が強めに当たっていることを表現するために0番で薄めながらG14を塗ります。ベース完成。

↓あとはBG09とBG18で三角をランダムに描いていきます。

バランスを見ながらできるだけ細かく描きましょう。

紙をくるくると回しながら塗ると塗りやすいです!

↓最後にハイライトを入れて完成です!

ハイライトは細筆か白のペンで入れると描きやすいです。

*音がでます。

まとめ

今回は宝石の塗り方についてお伝えしてきました。いかがだったでしょうか?

もちろん塗り方は人それぞれあって今回ご紹介したものが全てではありません。

宝石のカットの仕方もたくさんあります。(大きく分けると7種類あるそうです)

色んなカットを調べて挑戦してみるのもまた楽しいと思います。

ぜひ色んな宝石の形に挑戦してみてくださいね!

ではまた別の記事でお会いしましょう!

↓コピックでの食べ物の塗り方に関する記事はこちら

コピックで描く食べ物の世界! 簡単な塗り方のコツを一挙公開!

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