


というわけでコピック作家のAtsumiです。
↓コピックで描いた作品

「コピックでシャボン玉を描いてみたいけど、透明感や光の表現が難しそう…」と感じていませんか?
実は、コピックを使えば、リアルで幻想的なシャボン玉を誰でも描けるようになります。
本記事では、「コピック シャボン玉」の描き方をテーマに、必要な色の選び方からグラデーションの作り方、ぼかしやハイライトのテクニックまで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
ふわっと浮かぶ美しいシャボン玉を、あなたの作品に取り入れてみませんか?
目次
1.コピックでシャボン玉を描くために必要な色とは?

1-1. コピックでよく使われるシャボン玉カラーリスト
シャボン玉の透明感と幻想的な色合いを表現するためには、カラー選びが重要です。
基本となるのは、淡いブルー(B00、B12)やピンク(R11、R00)、イエロー(Y00、Y11)などのパステルカラーです。
これらの色を組み合わせることで、光の反射や屈折を感じさせるリアルなシャボン玉を描くことができます。
また、カラーレスブレンダー(0番)を使用して色同士をなじませることで、より自然なグラデーションが生まれます。

1-2. シャボン玉に適した淡いグラデーションの作り方
シャボン玉の柔らかな色合いを再現するには、淡いグラデーションが効果的です。
まず、薄い色から塗り始め、徐々に濃い色を重ねていきます。この際、色の境界をぼかすことで、なめらかなグラデーションが生まれます。
特に、0番を使用すると、色同士を自然になじませることができます。
また、光の当たる部分は紙の白を活かし、透明感を演出しましょう。
1-3. 色の選び方で変わるシャボン玉の雰囲気比較
シャボン玉の色選びによって、作品の雰囲気は大きく変わります。
例えば、暖色系のピンクやオレンジを中心に使うと、温かみのある印象に。
一方、寒色系のブルーやグリーンを主体にすると、涼しげで幻想的な雰囲気が生まれます。
また、色の組み合わせや濃淡の調整によって、シャボン玉の透明感や立体感も変化します。自分の描きたいイメージに合わせて、色選びを工夫してみましょう。
2.初心者でも簡単!コピックを使ったシャボン玉の描き方ステップ別解説

2-1. ステップ1:シャボン玉の基本形を下描きしよう
まずは、シャボン玉の輪郭を鉛筆で軽く下描きします。円形を描く際には、コンパスや円定規を使うと正確な形が得られます。
シャボン玉は完全な円ではなく、見る角度や光の当たり方によって微妙に変化するため、少しゆがんだ形にすることで自然な印象を与えます。
また、複数のシャボン玉を描く場合は、大きさや位置を変えて配置することで、奥行きや動きを表現できます。
下描きが完成したら、コピックマルチライナーでなぞっていきます。0.03mm~0.05mmの細いペンを使うと線が目立たずにシャボン玉のふんわりとした雰囲気を残すことができます。
2-2. ステップ2:コピックで透明感を演出する塗り方
シャボン玉の透明感を表現するには、薄い色を重ね塗りするのが効果的です。
まず、淡い色(例:B00、R00)で全体を塗り、その上から少し濃い色を重ねていきます。

この際、色の境界をぼかすことで、なめらかなグラデーションが生まれます。
また、光の当たる部分は紙の白を活かし、透明感を演出しましょう。
0番を使用すると、色同士を自然になじませることができます。
2-3. ステップ3:仕上げのハイライトで立体感を出す方法
シャボン玉の立体感を強調するためには、ハイライトの追加が重要です。
光源の方向を意識し、シャボン玉の輪郭や内側に白い点や線を加えることで、光の反射を再現します。
特に、輪郭の一部に強いハイライトを入れると、シャボン玉の立体感が増します。

また、内側に小さな白い点を散りばめることで、光が内部で反射している様子を表現できます。
ハイライトを入れる際は、コピックオペークホワイトやコピックアクレアを使用すると、鮮明な白を描くことができます。

↓コピックオペークホワイトについて詳しくはこちらの記事で
3. リアルなシャボン玉を表現するためのコピックのぼかしテクニック
3-1. ブレンダーの使い方とぼかしの基本技法

コピックのカラーレスブレンダー(0番)は、色をぼかすための必須アイテムです。
シャボン玉の透明感を出すためには、色の境界をなめらかにぼかすことが重要です。
まず、0番でシャボン玉全体を塗ります。次に淡い色を使ってグラデーションを作っていきます。ぼかしを繰り返すことで、シャボン玉特有の柔らかなグラデーションが生まれます。
↓コピック0番の基礎知識はこちらのブログで
3-2. にじませ方でリアル感がアップするシャボン玉表現
シャボン玉のリアルな質感を出すには、色のにじませ方が鍵となります。
まず、淡い色を塗った後、乾かないうちに別の色を重ねることで、自然なにじみが生まれます。
この技法により、色同士が柔らかく混ざり合い、シャボン玉特有の虹色の輝きを再現できます。
また、0番を使って境界をぼかすことで、さらになめらかな仕上がりになります。
にじませる際は、紙の湿り具合やインクの量に注意し、適度なバランスを保つことが大切です。
3-3. 色の境界を自然に見せるコピックグラデーションのコツ
シャボン玉の色の境界を自然に見せるためには、グラデーションの技法が有効です。
まず、淡い色から塗り始め、徐々に濃い色を重ねていきます。この際、色の境界をぼかすことで、なめらかなグラデーションが生まれます。
特に0番を使用すると、色同士を自然になじませることができます。
また、光の当たる部分は紙の白を活かし、透明感を演出しましょう。
4.実践! シャボン玉を描く
4-1.シャボン玉の塗り方
では実際にシャボン玉を描いていきます。
↓まず全体に0番を塗ります。

↓0番が乾かないうちに上からB00を塗っていきます。

↓B00の一部の上から0番を重ねてさらに上からYG11を塗ります。

↓ふちの方にY02でアクセントを入れていきます。

↓Y02の上にR11を重ね、ふちの方にもR11でアクセントを入れていきます。

↓コピックアクレアの白でハイライトを入れます。

↓完成

↓エゾモモンガがシャボン玉を作っているイラストができました。

4-2.シャボン玉のカラーバリエーション
シャボン玉は色を変えることで様々な表情を楽しむことができます。
↓例えばピンクをベースにすることで暖かく春のような雰囲気に仕上げることができます。

↓黄緑をベースにすることで爽やかな新緑の季節を演出することができます。

↓紫をアクセントに入れると神秘的な印象に


まとめ|コピックで描くシャボン玉は工夫次第で無限に広がる
コピックを使ったシャボン玉の描き方には、色の選び方から塗り方、ぼかしやハイライトの入れ方まで、さまざまなテクニックがあります。
透明感のあるグラデーションや、光の反射を表現することで、まるで本物のようなリアルなシャボン玉を描くことが可能です。
今回ご紹介したステップやコツを活かせば、初心者でも魅力的なシャボン玉イラストが完成します。
あなたの作品に、ぜひ「コピック シャボン玉」の魅力を取り入れてみてくださいね。
ではまた別の記事でお会いしましょう!
↓コピックアクレアの使い方についてはこちらの記事で