初心者でも簡単!コピックの混色テクニックとおすすめの組み合わせ

Momo
うーん 色が汚い…
Atsumi
どうしたの?
Momo
コピックで混色してみたんだけど色がにごっちゃって…
Atsumi
キレイに混色するにはポイントがあるんだよ!
Momo
そうなの? 教えて!

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いたイラスト

「コピックで思い通りの色が出せない…」「混色すると濁ってしまう」そんなお悩み、ありませんか?

この記事では、初心者の方でも安心して始められるコピック混色の基本から応用テクニックまでを丁寧に解説します。

失敗しにくい混色方法やおすすめの組み合わせ、さらに実践的な塗り方のコツまでしっかりご紹介。

読み終える頃には、あなたもコピック混色の楽しさをきっと実感できるはずです!

1. コピック混色の基本|初心者でも失敗しない色の作り方

1-1.コピックのインクの特性を理解しよう

コピックはアルコールベースのインクで、乾きやすく柔らかなぼかしが得意です。

混色は、まず薄い色から塗り、乾いたら濃い色を重ねるのがコツ。

インク同士が混ざるため、下の色が透けて透明感が出ます。

ただし湿ったまま重ねるとにじみやムラができやすいので、少しずつ乾かしながら進めると失敗しにくくなります。

↓コピックの基本はこちらの記事で

コピック初心者でも迷わない!おすすめの種類とカラーについて解説します。

1-2.混色に適した色と避けたい組み合わせ

混色に向いているのは、色相が近いグラデーションや明度差のあるトーン。

同系色なら自然な色のつながりが出ます。

一方、補色(赤×緑など)を混ぜると濁りやすくなり、思わぬ色味に。

鮮やかさを保ちたいなら、補色どうしを重ねず、ブレンダーで色味をつなぐ方が美しく仕上がります。

1-3.色見本を作って混色の変化をチェック!

混色パターンを紙に試し塗りしておくのがおすすめ。

左側にベース色、右側に重ねる色を並べ、中央で混ぜることで完成形が視覚化できます。

色見本はいつでも参照でき、再現性がアップ。

初心者でも安心して色づくりに取り組めますし、失敗のリスクも減ります。

2. 色をきれいに重ねるコピック混色テクニック3選

2-1.0番の活用法と注意点

0番(無色インク)は色のつながりをスムーズにし、ぼかしの幅を広げる便利なツールです。

色と色の境目に使用することで自然なグラデーションが生まれます。

しかし使いすぎると境界がぼやけすぎてメリハリが失われることも。

薄く様子を見ながら重ねるのがポイントです。

2-2.グラデーションをなめらかに仕上げるコツ

ベースと重ねる色を交互に少しずつ塗り広げ、筆先で“ジグザグ”に動かすと色が自然に溶け合います。

最初に薄く塗ったあと重ね塗りすることで、境界線が目立ちにくくなります。

仕上げにブレンダーで軽くぼかすと、よりなめらかになります。

↓グラデーション技法について詳しくはこちらの記事

コピックイラストの魅力UP! できる!使える! グラデーションのやり方

2-3.逆重ねテクニックで色の深みを出す

通常は薄→濃ですが、逆に濃い色の上に薄い色を重ねる“逆重ね”で奥行きを出す方法もあります。

例えば影部分に濃いグレーを置き、後から薄めの暖色を軽く重ねると、色に深みと温かみが加わります。

Atsumi
彩度調整や質感表現に有効です。

3. プロが実践するコピック混色のコツと注意点

3-1.先に考える!配色と混色の計画方法

プロは塗る前に配色計画を練ります。

テーマや雰囲気、光の向きに応じて色を選び、ベース→中間→強調色の順に整理。紙に簡単なラフと色番号をメモしておくと混色作業がスムーズ。

途中で色選びに迷わず、効率よく美しく仕上がります。

3-2.インクの乾き具合を活かすタイミング術

インクの乾き加減によって混色効果が変化。湿ったまま重ねるとグラデーションは柔らかく、乾いた上に塗るとコントラストがはっきりします。

狙った表現によって乾かし時間を調整することで、仕上がりに差が出るのがプロの技です。

3-3.混色失敗を防ぐためのリカバリーテクニック

ムラができたらブレンダーで境界をなぞるか、重ね色を薄くぼかして調整。

色が濁ってしまった場合は、乾いた後にホワイトペンや強調色を足してリカバーします。

きれいな発色を取り戻すには、一度乾かしてから再調整するのが効果的です。

4. おすすめのコピック混色パターン|人気の組み合わせを紹介!

コピックは全部でなんと358色!!混色パターンは無限すぎて何色を選べば良いか分からない!

そこで今回はコピックチャオスタート12色セットの色を使っておすすめの混色パターンをご紹介していきます。

↓コピックチャオスタートセットの12色はこちらです。

↓コピックスタート12色セットについて詳しくはこちらの記事で

初心者必見!コピックチャオ12色の魅力と使い方

4-1.基本の混色パターン

まずは基本の混色パターンです。

三原色である赤系、青系、黄色系の3色を使って新しい色を作ります。

 

Y02+RV21=オレンジ(Y02が下)
ピンク色のRV21と黄色のY02を重ねて塗ることで明るいオレンジができました。

12色セットの中にはYR31という淡いオレンジ色が入っているのですがもう少し濃く鮮やかなオレンジが欲しいな!という時におすすめの組み合わせです。

Y02+B02緑(Y02が下)
水色のB02と黄色のY02を重ねて塗ると鮮やかな緑色ができます。

12色セットの中にはBG23という青緑色が入っているのですが、それよりも植物の緑色に近いような色が良い!という時にピッタリな組み合わせです。

4-2.おしゃれなくすみカラーの混色パターン

少し灰色がかったくすみカラーはW2を重ねることで作ります。

4-3.グラデーションがキレイな組み合わせの混色パターン

ここでは筆者が個人的にグラデーションがキレイだと感じたおすすめの混色パターンをご紹介します。

Atsumi
12色の混色パターンは66通り! お気に入りの混色パターンを見つけよう!

5. 実践!混色を使って紫陽花を塗ってみよう

紫陽花はピンクから青(逆もあり)へとキレイな色の移り変わりが魅力的なお花で、混色で表現するにはピッタリの対象物です。

今回はそんな紫陽花を例に混色を使って色を塗っていきます。

使う色はコピックチャオスタート12色セットの中から選びました。

使用色
花:BV31、B02、R000、E93 葉っぱ:B02、BG23、Y02

↓今回はAIに作ってもらったこちらの紫陽花の塗り絵に色を塗っていきます。

↓葉っぱから塗っていきます。(花から塗ってもOKです)
まずはベース色として全体にY02を塗っていきます。

↓その上からB02、BG23のグラデーションを作りながら塗っていきます。茎の方がB02、外側がBG23です。

ふちは黄色を残すように塗ると光が当たっているような演出ができます。

↓影の部分にさらにB02、BG23を重ねて塗ります。

次に花を塗ります。花は小さい花を一つずづ塗るようにします。

↓全体に0番を塗って乾かないうちにBV31を重ねて塗ります。(中心の丸の中と外側は紙の白を残します)

↓外側の白を残した部分にR000を重ねて塗ります。(少しBV31が重なるようにします)

↓真ん中辺りに重ねてBV31を塗り、上からB02を中心から外へ描きます。

↓ふちにアクセントとしてE93を入れます。

↓この繰り返しで全ての花を塗っていき完成です。

左上から光が当たっている設定なので、左上の方の花を多めに白を残して塗るようにします。

まとめ|コピック混色を楽しもう!

コピックの混色は、色の重ね方や使う色の選び方ひとつで仕上がりが大きく変わります。

今回ご紹介した基本の知識から応用テクニック、実践例までを参考に、自分なりの色づくりにぜひ挑戦してみてください。

失敗を恐れずに試していくことで、色彩感覚も磨かれていきます。

コピックの混色には無限の可能性がありますので、ぜひ自分だけの組み合わせを見つけて、創作の幅を広げてくださいね!

ではまた別の記事でお会いしましょう。

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