コピックで木目の塗り方 美しい木目が簡単に表現できます!

Momo
コピックで木目を描こうとしたら、ぐちゃぐちゃになっちゃった!
Atsumi
色の選び方とあるものと併用することでキレイに木目を描くことができるよ
Momo
教えて!

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いたイラスト

私たちの身近にある木製品、美しい木目にうっとりしてしまいますよね。

そんな美しい木目をコピックで描きたくて描いたら…なんかぐちゃぐちゃになってしまって失敗。

という経験はありませんか?

Atsumi
私はあります!

でも少しの工夫で驚くほどに簡単に木目が描けるようになったんです。

さてその工夫とは?

今回は木目の描き方についてお伝えしていきます。

ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。

1.木目の塗り方 コピックと併用するあるもの

1-1.コピックマルチライナーで木目を描く

冒頭でコピックとあるものを併用することで木目はキレイに描くことができますとお伝えしました。

そのあるものとはズバリ!

コピックマルチライナーです。

コピックマルチライナーとは
コピックのインクがにじまない耐水性、耐アルコールインク性の細い線が引けるドローイングペンです。いわゆるミリペンと呼ばれるものの1つです。

コピックのニブ(ペン先)は木目のような細い線を描くのには太くて、色も広がってしまうので不向きです。

なので繊細な木目を表現するのにコピックマルチライナーを併用します。

ただし、木材によっては木目がハッキリとしてないものもあるのでその場合はコピックで表現します。

1-2.コピックマルチライナーの色

木目を描くためのコピックマルチライナーの色はブラウンかセピアを使います。

ブラウンもセピアも茶色系の色でブラウンよりセピアの方が明るい茶色です。

描きたい木材の色によってどちらかの色を使い分けます。

↓コピックマルチライナーの色についてはこちらの記事で。

もう迷わない!コピックマルチライナー全10色 おすすめの色はこれ


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1-3.コピックマルチライナーの太さ

木目を描くためのコピックマルチライナーの太さは0.05mm~0.3mmをおすすめしています。

ブラウンとセピアには0.03mm~0.5mmまでの太さが展開されています。

木目を描くのには0.03mmだと細すぎて見えづらくなり、0.5mmだと太すぎて木目が目立ちすぎてしまうので0.05mm~0.3mmをおすすめしています。

↓コピックマルチライナーの太さについての記事はこちら

コピックマルチライナー太さ別 おすすめの使い所を分かりやすく!詳しく解説!

2.木目の塗り方 ベースのコピックの選び方

2-1.木の種類によって使い分ける

木材は使われている木の種類によって色合いが大きく違います。

白っぽい色の木材もあれば焦茶色の木材もあります。

描く前にどんな色の木材を描きたいのかハッキリイメージをしておきましょう!

身近な木材を参考にしても良いですし、インターネットで検索して参考資料を用意しても良いです。

今回は3つの木材を用意しました。

まな板

テーブル

フローリング

これらは筆者の家にあった木製品です。ちょうど色合いも3通りに分かれているので参考になるかと選びました。

Momo
身近に木製品って案外あるもんだね!

2-2.薄い木目濃い木目

上記でもお伝えしましたが木材には薄い色から濃い色まで幅広い色合いがあります。

どんな色の木材を描きたいか参考資料を用意して色を選んでいきましょう!

筆者おすすめの木目に使える色をお話しします。

薄い色の木材
E51、E52

E51はミルキーホワイトは明るいベージュで白っぽい木材を塗るのに最適の色です。

E53と部分的に混色をしながら使うと自然の木らしい風合いを出すことができます。

濃い色の木材
E55

E55は赤っぽい明るめの黄土色で少し濃いめの木材に向いています。

黄色味のある色の木材
YR21、YR23

色の濃さが中間くらいで黄色味がある場合はYRを使います。

YR21をベースにYR23を部分的に混色しながら使うことをおすすめします。

3.実践木目を塗ってみよう!

3-1.ベースの塗り方のコツ

ベースの塗りはムラなくペッタリというよりはあえてムラを残すくらいにササッと塗ります。

木材は自然のものなので若干の色の差があります。それを風合いとして表現するためにあえてムラを作るように塗ります。

また、いくつかの木材をつなぎ合わせて作られているようなものは鉛筆と定規でつなぎ目を作っておきます。

3-2.木目の描き方のコツ

木目は木材によってハッキリとしたものもあればぼんやりしたものもあります。

どんな木目を描きたいかしっかりとイメージを持ちましょう!

ハッキリとした木目の場合は仕上げにコピックマルチライナーを使います。

3-3.木目を塗ってみよう!

今回は我が家の木製のまな板を資料に塗っていきます。

まな板も種類によって使われている木材が様々なので、ここで描くまな板がその標準ではありません。
使用色
ベース:E51、E53 木目:コピックマルチライナー(セピア、0.1mm、0.05mm)

参考資料もぜひ用意してください。

↓E51を全体にザッと塗ります。

ニブの跡やムラも木材の風合いとなるのでそれらはあえて気にせず、ざっくりと塗りましょう!

↓E53をE51でぼかしながら塗っていきます。

↓ベース完成!

↓コピックマルチライナーで木目を描いていきます。

太い木目は0.1mm、細い木目は0.05mmで描きます。

↓強弱をつけるためにコピックマルチライナーで描いた木目をところどころE51でぼかします。

↓1つの線の中にも太さをつけるために木目の線をところどころ2度描きします。

↓全体を見ながら調整をして完成!

4.色んな木目

木目には木の種類によって様々なものがあります。

筆者の家で見つけた木製品の木目たちをご紹介します。

フローリング

使用色
ベース:E55 木目:E13

こちらは全体的に木材の色が濃くて、木目はぼんやりとしていて大きめに入っています。

なので木目はコピックで大きく入れるようにしました

テーブル

使用色
ベース:YR21、YR23 木目:コピックマルチライナー(ブラウン、0.1mm、0.05mm)

我が家のまな板とフローリングの中間くらいの色合いの木材です。

少し黄色味がかっているので黄色系統のYRを使いました。

木目はハッキリとしているのでコピックマルチライナーで描きました。

また、木目が太い部分と細い部分の差が大きかったのでそこも意識して描きました。

↓コピックでのガラスの塗り方についての記事はこちら

コピックでガラスの塗り方 3つのポイントで簡単に描けます!

まとめ

今回は木目の塗り方についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

もちろん今回取り上げた木目は一例でしかなく、世の中には数えきれないほどの木材がありますし全く同じ木目というものは存在しません。

ぜひ色んな木材を手に取ってどんな風に表現しようか、研究して見てくださいね!

その時に今回の記事がお役に立てたら幸いです。

ではまた別の記事でお会いしましょう!

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