コピックで光の玉の描き方 ふんわりと光り輝く玉を簡単に描く方法をご紹介します!

Momo
コピックで光の玉を描いたんだけど…光って見えない
Atsumi
光ってるように見せるには重要な3つのポイントがあるよ!
Momo
何それ!? 教えて!

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いた作品

暗闇にホワホワと浮かぶ光の玉、キレイですよね。

それは空に輝く星であったり、地上を飛び交う蛍であったり。

人々の暮らしを照らす街明かりかもしれません。

光を描くことによってますますあなたの表現の幅は広がり、もっと魅力的なイラストが描けるようになること間違いなし! です。

でも

なぜか光って見えない。

色が濁って汚くなってしまった。

そんな経験ありませんか?

Momo
ある!

でも大丈夫です。

これからお伝えする3つのポイントでホワホワと光り輝く玉がすぐに描けるようになります。

ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!

1.光の玉の描き方3つのポイント

光の玉の描き方には3つポイントがあります。

この3つのポイントをおさえることで簡単に描くことができるようになるので楽しみにしていてください。

では順番にお伝えしていきます。

1-1.グラデーション

あらゆるモチーフ(対象物)を描く時に重宝するグラデーション技法。今回も大活躍します。

光の玉は基本的に真ん中の部分を白に近い色で表現して外側に向かって濃い色で塗り、1番外側の色を暗闇になじませるように塗ります。

光の色と色の境目がハッキリ分かれてしまっていると、ボヤッと暗闇に浮かび上がる光らしく見えないのでキレイなグラデーションを作ることが大切です。

キレイに作るためには色選びが大切です。

同じ色記号と色系統のコピックを選ぶと作りやすいです。

色記号はコピックスケッチだとフタと側面に書いてあるアルファベットのことです。(コピックチャオだと側面に書いてあります。)

色系統はアルファベットのすぐ右隣の数字です。色系統は透明度を表していて、この透明度が同じものを選ぶことでグラデーションが作りやすくなります。

例えばB12、B14、B16でグラデーションを作ると色同士がなじんでキレイに作ることができます。

↓コピックの色番号の見方についての詳しい記事はこちら

コピックの色番号の意味 初心者さんでも安心、丁寧に解説します。

1-2.ぼかし

グラデーションのところでも書きましたが、暗闇に浮かぶ光の玉を描くためには色同士がハッキリと見えてしまってはそれらしく見えません。

なのでぼかしが大切になってきます。

そしてぼかすためにとても重要なアイテムがコピックの0番です

0番は無色透明のコピックペンでカラーレスブレンダーと言う色名がついています。

この0番は塗って色をぼかしたり修正したりするのにとても重宝します。

コピックイラストには必須のアイテムとなるのでぜひ1本は準備しておきましょう!


コピックスケッチ 0 カラーレスブレンダー

今回はこの0番を使って塗った色をぼかしていきます。

最後に0番でぼかしを行う時の注意点が1つ!

0番で塗った色をぼかすとその色が0番のニブ(ペン先)につきます。

その色がついたニブでまた別の箇所を塗ると…

Momo
さっきぼかした色がついちゃうね!
Atsumi
そう! だからニブをお掃除しながらぼかし作業は行います

お掃除の仕方は

いらない紙にニブをこすりつけて、ついてしまった色を落とします。紙に色がつかなくなったらOK!

これだけです! とっても簡単ですよね。

こういった少しの工夫がイラストをキレイに仕上げるポイントとなります。ぜひ試してみてくださいね。

↓0番の詳しい使い方についてはこちらの記事で。

コピック初心者さん必読! 簡単にできる基本の塗り方についてお伝えします。

1-3.なじませ

最後のポイントはなじませることです。

具体的には暗闇の色となじませます。

どうしても暗闇の色と光の色は分離してしまいやすいので、0番を使ってぼかすことで暗闇になじませていきます。

また暗闇の色と光の色は同系色の方がなじみやすいので、暗闇の色は光で使った色と同じ色記号のコピックを選びます。

例えば青の光を表現するためにB12、B14、B16を選んだのならB39を選ぶ。

赤の光を表現するためにR02、R05、R08を選んだのならR89を選ぶといった感じです。

2.実践!

今回は青色の光の玉を描いていきます。

使用色
B39、B12、B14、B16

用紙はコピー用紙です。

↓まず白の丸を残しながらB39を塗っていきます。

↓次に外側からB16、B14、B12を円形に塗っていきます。真ん中は少し白を残します。

ここではまだ色の境目がハッキリ分かれていても大丈夫です。

↓真ん中に残した白とB12の境目を0番でぼかしてなじませていきます。0番でぼかしながら必要に応じてB12も重ねて塗ります。

ニブをいらない紙でお掃除しながら塗りましょう!

↓B12とB14の境目を0番でぼかしながらB12を重ね塗りしてなじませていきます。

ニブ(ペン先)を円に沿って動かしたり、くるくると動かしたり、縦に動かすことで色と色がよりなじみやすくなります。

↓B14とB16の境目も同じように0番でぼかしてB14でなじませていきます。

↓B16とB39も同じように0番でぼかしてB16でなじませていきます。

↓仕上げに0番で全体をくるくるとなぞって完成!(仕上げをすることでよりふんわりとした光らしさを表現することができます。)

*音が出ます。

3.他の色の光の玉

赤色

使用色
R59、R02、R05、R08

Rで1番濃い色はR89なのですが筆者の手持ちになかったので暗闇の色にR59を使いました。

R59を何回か重ね塗りしてなるべく濃い闇になるように工夫しています。

緑色

使用色
G99、G16、G14、G12

4.おまけ 光の筋を作る

最後に描いた光の玉に光の筋を作ってさらに輝きをパワーアップさせる方法を紹介します。

使うのは0番だけ!

↓先ほど描いた光の玉を用意します。

↓光の中心から外側に向かって0番で色を抜いていきます。内側から外側へと細くしていくのがポイント。暗闇の部分に少しかかるくらいまで白抜きしていきます。

下に敷いている紙に色が映るので下敷きの紙は念の為2枚敷いておくことをおすすめします。

↓完成!

ちょっと作業工程をプラスするだけで輝きをパワーアップさせることができました!

ぜひ試してみてくださいね!

まとめ

今回は光の玉の描き方についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

参考になれたのなら幸いです。

比較的短い時間で描けるものなので色んなパターンを試して楽しんでくださいね!

あなたのコピックライフが充実したものになるように願っています。

ではまた別の記事でお会いしましょう!

↓グラデーションの作り方についての詳しい記事はこちら

コピックイラストの魅力UP! できる!使える! グラデーションのやり方

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