空の描き方! コピックの少ない色ですぐにキレイな青空が描けます

Momo
コピックで空を描いたんだけど…イマイチ
Atsumi
あー…雲とかグラデーションとか大事だよね!
Momo
どうやったらキレイに描けるの?
Atsumi
それはね…

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いたイラスト

爽やかな青空、少し寂しい夕焼け空、ロマンチックな夜空、空は時間によって様々な変化を見せてくれます。

そんな空を変幻自在に描けたら楽しいですよね!

今回は青空を代表例にあげて空の描き方のポイントについてお伝えしていきます。

ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。

1.空を描くための3つのポイント

空を描くために大事にして欲しい3つのポイントがあります。

今回は昼間の青空を例にあげて紹介していきます。

1-1.色選び

まずは色選びです。ここで例にあげるのは青空なのですが青なら何でも良いというわけではありません。

紺色に近いような濃すぎる青だと夜のようになってしまいますし、青緑色のような青だと少し現実離れをした空になってしまいます。(ファンタジックな表現をしたい場合はありですが)

私がおすすめする青空の色はコバルトブルーかセルリアンブルーに近い青色です。(どちらもネット検索で出てきます)

コピックの色番号で言うとコバルトブルーはB26でB24はスカイという空を表す色名ですので青空を表現するのにぴったりです。

それより1段階淡いB23と3色でグラデーションを作るとキレイです。

また、コピックにはセルリアンブルーという名前の色番号はないのですが、B04がそれに1番近い色だと思います。

B00、B01、B02、B04でグラデーションを作ってもキレイな青空ができます。

秋と冬の透き通った青空にはコバルトブルー系、春と夏の青空にはセルリアンブルー系といった使い分けをしても良いですね!

お好みで色選びを楽しんでください。

1-2.グラデーション

グラデーションも空を描く上で大切な技法です。実際の空も高いところは濃く低くなるにつれて薄くなっています。

それを表現することで空らしくなります。

↓グラデーションのやり方についてはこちらの記事で。

コピックイラストの魅力UP! できる!使える! グラデーションのやり方

1-3.雲

そして空を描く時に大切な要素の1つとなるのが雲! です。

雲1つない快晴の空も良いのですが、雲を描くことで季節など様々な空模様を表現することができて幅が広がります。

Momo
曇って描くの難しいよね…苦手
Atsumi
その気持ち分かります!

次は雲の描き方のポイントについてもお話ししていきます。

2.雲の描き方

2-1.基本の雲の描き方

基本的に雲は紙の白を残すことで表現します。3つの理由があります

その1 コピックには白色がないから

その2 コピックオペークホワイトや他の画材を併用してもコピックの上にキレイに色をのせるのが難しいから

その3 紙の白を残す描き方が1番コピックの魅力を引き出して雲を描くことができるから

以上の理由から雲は紙の白を残して表現します。

2-2.雲の影色

雲の影色は空の色とそれより少し濃い色の2色でOKです!

雲の影に空と同じ色を点々と塗って、さらに濃い部分にもう1色を塗るイメージです。

空の色より濃いもう1色はセルリアンブルーっぽい青色を空色に選んだならコバルトブルーを影に選んでも良いですし、青色以外の紫系や灰色系の色から選んでも良いです。

2-3.どんな雲を描くか

そして忘れてはいけないのが、どんな雲を描きたいかのイメージです。

雲と一言で言っても夏空の入道雲、秋空のうろこ雲、春空に浮かぶわたあめのような雲など色々あって、どんな雲を描くかでイラストの空の印象が大きく変わってきます。

イラストのシュチュエーションを思い描きながらイメージしましょう。

ネット検索などで雲の写真を見てみるとイメージしやすくなります。

Momo
本屋さんに雲の図鑑も売っているよね!

3.実践! 青空を描いてみよう

では実際に青空を描いて見ましょう!

今回は海に浮かぶような大きな入道雲を描きました。

使用色
空:B00、B01、B02 雲:B00、B21、0番

↓まずB00で雲の輪郭を点々と描いていきます。

雲のもくもく感を意識しながら描きましょう!

↓B00で空の色を塗っていきます。

↓0番でぼかしながらB00で影を塗っていきます。

0番を塗った上からB00を塗っても良いですし、B00を塗った上から0番を重ねてもOKです!

↓B00で塗った影の下の方に点々とB21を重ねます。

↓空にB01を重ね塗りします。

↓空にB02を重ね塗りします。

今回は空の色の濃さが物足りなく感じたので重ね塗りをしましたが、1回で空の色が決まるのなら重ね塗りする必要はありません。

ムラを少なくするために同じ色を重ね塗りする必要はあります。

このイラストは空の半分が入道雲なのであえてグラデーションを使いませんでした

↓完成

*音がでます。

↓海の塗り方についての記事はこちら

コピックで描く海! 簡単に描くポイントお伝えします。

4.夜空の塗り方

もちろん空は昼間の青空だけではありません。

最後に夜空の塗り方のヒントも少しだけお伝えします。

夜空は青空を塗る時と基本的な考え方は同じです。

青空と違うところは月と星があるところです。

なので、雲を描かなくても月や星を描くことで夜空らしさを出すことができます。

簡単に言ってしまえば紺色のグラデーションに白い点々を描くことで夜空っぽく見せることができます(笑)

今回は夜空の要素である月、星、雲全てを入れて描いてみました。

使用色
月:Y00、Y21、W1、0番
雲:BV00、C1、C3
空:B26、B37、B23、B21、B00
星:コピックオペークホワイト

↓具体的な描き方はこちらの記事にまとめてあるので、参考にしていただけたら嬉しいです!

コピックで夜空の塗り方! 失敗しないコツお伝えします

まとめ

今回は青空を中心に空の描き方についてお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。

空は刻一刻とその姿を変えていきます。ぜひ日頃から空を観察して心に残る空があれば写真に撮っておきましょう。

イラストを描く時の大切な資料になります。

あなたのお絵描きライフが楽しいものとなりますように心から願っています。

ではまた別の記事でお会いしましょう!

↓背景の描き方についての記事はこちら

背景の塗り方! コピックでイラストをもっと魅力的に変身させよう!

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