↑コピックを使って描いたイラスト
突然ですが、あなたは人のキャラクターでどの部分を塗るのが好きですか?
髪の毛? 肌? 爪とか服のしわとか色々あると思いますが
「目!」
と答える絵描きさんも多いのではないでしょうか。
目は魂が入る場所、心の窓と呼ばれるようにキャラクターの性格や感情が現れる部分です。
それゆえに
「思ったように透明感が出せない」
「均一な塗り方になってしまう」
「何番の色で塗ったらいいかわからない」
そんな悩みも多いと思います。
「キラキラしていて透明感のある目!」
を持ったキャラクターって魅力的ですよね。
目は塗っていて特に楽しい部分ですし
それをさらに思い通りに色んな表現で塗ることができたらさらに楽しくなっちゃうこと間違いなしです!
ではさっそくお絵描き初めて行きましょう!
ぜひ、最後まで楽しんでいってくださいね
目次
1.目の要素は5色
目は5つの要素の色から構成されています。
まず1つ目はベースとなる目全体の色
2つ目はベースより少し濃い目の色で目の上の部分に使う影の色
3つ目がアクセントとなる差し色
4つ目が1番暗い色の瞳孔
5つ目最後が目の光となるハイライトです。
順番に解説します。
1-1.ベース
ベースの色は全体に広く塗るので目の印象を決める色となります。
また、上から残りの4つの要素の色を載せていくのでハイライトは除いた4色の中で1番薄い色を選びます。
1-2.影
影はベースの色より1段階くらい濃い目の色を選びます。
ベースで選んだ色と同じ記号で数字が少し上の色を選ぶと良いでしょう。(例えばベースにB12を選んだのなら影はB14を選ぶ)
ベースの色と同じ色を重ね塗りしても良いです。
1-3.差し色
差し色はアクセントとなる色です。
アクセントとなる色なので、ベースの色とは離れた色を使いますが
ベースとグラデーションにしてなじみやすい色を選びます。
1-4.瞳孔
5つの色の中で1番濃い色です。
目にメリハリをつけるためにベースと同じ色味で1番濃い色を選んでください。
1-5.ハイライト
ハイライトはコピック以外の白色のペンで入れます。
また、0番を使って白く抜くという表現方法もあります。
2.目の表現に必須! 0番
目の透明感を表現するのに0番が大活躍します!
0番とは色名をカラーレスブレンダーと言って無色透明なコピックペンです。
グラデーションやぼかし、はみ出したインクの修正などに使うことができます。
今回の目でもグラデーションやぼかしに使います。ハイライトを0番で作る方法もご紹介します。
ぜひ0番をお手元に準備してくださいね。
↓0番の使い方はこちらの記事
3.実践! 目を塗ってみよう
今回は茶色をベースとした目にチャレンジしてみたいと思います。
では張り切って塗っていきましょう!
↑まず、目の下半分に0番を塗ります。
↑次にE33を上半分から少し0番を塗った部分にかかるように塗ります。
↑E33が乾かないうちにY02をE33にかぶせるように塗ります。E33とY02でグラデーションを作ります。
↑E35を目の上の方に重ねます。
↑E29で瞳孔を描きます。
↑E29を上の方に重ねて、E35でなじませます。
↑色の境界線を0番でトントンとなじませます。
↑最後、0番でハイライトの部分を抜く。今度はペン先を強めに何度も押し付けるようにします。
完成
↓ハイライトは白色のペンを上から塗るという方法もあります。
↓今回使用した線画を印刷して使っていただけるようにしました。ぜひご活用ください
https://animalcopic.com/wp-content/uploads/肌 髪 目 ワークシート-scaled.jpg
4.目のカラーバリエーション
他にも目のカラーバリエーションとして人気の青色の目と赤色の目を紹介します。
3-1.青色の目
3-2.赤色の目
まとめ
今回は目の塗り方についてお話ししてきました。いかがでしたか?
漫画の世界では現実にはない目の色の人物も描くことができるのが楽しいですよね!
髪の色との組み合わせを考えてみたり
目の色によって不思議な能力が宿っているという設定を妄想してみたり
創作意欲が止まりません!
ぜひ色んな色の組み合わせやオリジナルの塗り方を楽しんでみてくださいね!
では、また他の記事でお会いしましょう。
↓肌の塗り方はこちらの記事