と言うわけでコピック作家のAtsumiです。
↓コピックで描いた作品
緑色は心を落ち着けてくれる平和な色で、見ているだけで穏やかな気持ちになれますよね。
そんな緑色にも黄色に近い黄緑色から黒に近い深い緑色まで、色んな緑色があります。
緑色だけに限ったことではないですが、ちょっとした色味の違いでイラストのイメージが変わることもあります。
なのでイラストを描くときは色を試して選びながら塗っていくことが大切なのですが、色数が多いとそれも大変です。
そこで今回はそんな色選びの助けになればと、緑色をピックアップしてコピックの緑色にはどんな色があるのかとおすすめの使い所についてお伝えしていきます。
最後まで楽しんでいってくださいね!
↓赤系のコピックのおすすめはこちらの記事
目次
1.緑系コピックの種類
1-1.G
Gは基本の緑色がそろっているコピックです。
Gはコピックスケッチで25色、コピックチャオで14色あります。
その中で一般的に緑色のイメージに近い色といえばG05〜G09G、14G〜G19があります。
G00色名でいうとジェイドグリーンはミントブルーに近い緑で、G02スペクトラムグリーンは黄緑ような色です。
G12シーグリーンは淡い緑色でG20は薄い黄色っぽい色であまり緑色には見えない色です。
G21ライムグリーン、G24ウィロウはそれぞれ果物のライム、柳をイメージした色(コピック公式サイト参照)で自然な植物らしい色合いです。
G40はG21より少し淡い色味です。
G28オーシャングリーン、G29パインツリーグリーンは深い緑色です。
G82スプリングディムグリーンG24より少しだけ明るい色です。
G85バーディグリス、G99オリーブは灰色がかった深い緑色です。
↓Gの色見本全体像(空いている色は筆者も持っていない色です。お許しください)
全ての色見本はコピック公式サイトに載っていますのでそちらも参考にしてください。
1-2.YG
YGは黄色味の強い緑色で全体的に黄緑色に近い色がそろっています。
YGはコピックスケッチで24色、コピックチャオで12色あります。
YG01グリーンバイスは薄い黄緑色でそれを少し濃くしたような色がYG03イエローグリーンです。
YG05は蛍光色にも似たような明るい緑です。
YG07アシッドグリーンそれより少し濃いめのレタスグリーンは彩度の高い色鮮やかな緑です。
YG11ミンネノットはYG01より少しだけ明るめの色です。
YG13は灰色がかった水色のような色でふたの色とだいぶ違うのでご注意ください。
YG23もYG13より明るめの水色といった感じの色です。
YG17グラスグリーンはその名の通り自然な草に近い感じの緑です。
YG21アニスは緑色というよりはほぼ黄色みたいな色です、
YG25セラドングリーンは明るい抹茶色のような緑です。
YG41ペールコバルトグリーンはYG05を明るくしたような色で、YG45コバルトグリーンは少し深めの緑色です。
YG63ピーグリーンのピーはえんどう豆という意味でその名の通り豆っぽい薄い深緑色です(コピック公式サイト参照)
YG67モスは濃い抹茶色といった感じの緑色です。
YG91パティーは薄い茶色みたいな色です。
YG95〜YG99は少し赤みのあるオリーブ色といった感じの色合いです。
↓YGの色見本全体像
1-3.FG、FYG
FGフローセントグリーンは蛍光色の緑色で目の覚めるような鮮やかな緑色です。
FYGフローセントグリーンは蛍光色の黄緑色で明るく淡い黄色のような色です。
ちなみに黄色の蛍光色フローセントイエローはもう少しオレンジ色に近い黄色です。
2.おすすめの緑
2-1.Gのおすすめの緑
一般的な緑色のイメージに近い色でおすすめの色はG14、G16、G17です。
この3色を持っておくとグラデーションにも活用できます。
他に落ち着いた緑色としてはG07がおすすめです。
2-2.YGのおすすめの緑
YG03、YG17、YG25が自然の植物を塗るのに合っていると思うのでおすすめです。
2-3.その他緑っぽい色
GとYG以外にも緑色と呼べるような色合いのものもあります。
BGが青緑色のコピックになるので緑色により近い色がいくつかあります。
例えばBG09ブルーグリーンはその名の通り青緑色らしい色味で青と緑の中間のような色をしています。
またBG34ホライゾングリーンは少し青みがかった黄緑色といった感じの色です。
BG49ダックブルーはBG09を少し明るくしたような色です。
3.緑系コピックで塗ってみた
3-1.木
緑色で表現できるものといえば、まず植物を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
でも緑色も種類が多いのでどの緑色を使ったら良いのか迷ってしまいますね。
今回は木に使う緑色の一例を紹介します。
木
葉っぱのメインの色にYG11を使って、影の部分はB02とG05を使い表現しました。
また幹にも緑色であるG05を使いました。
3-2.宝石
宝石には色んな色があるので、緑色を使って塗るものとはいえないのですが、エメラルドのイメージで塗ってみました。
宝石
宝石のベースの色に、先ほどもGのおすすめの3色としてご紹介したG14〜G17を使ってグラデーションを作りました。
影に青緑系のBGを使いました。
3-3.メロンソーダ
メロンソーダはスイーツとしてイラストに描くと、とっても可愛く爽やかな印象を与えることのできるアイテムです。
メロンソーダ
メインの色にYG11を使って、下の濃い層の部分にBG34、B37を使いました。
木や宝石の場合もそうですが、緑系のコピックを使う時にYやBGといった黄色系、青緑系のコピックを併用することも多いです。
↓青系のおすすめのコピックはこちらの記事で
まとめ
今回は緑系のコピックについてお伝えしてきました。
緑系は赤系や青系のコピックよりは種類が少ないのですが、それでもたくさんの種類の緑がありましたね!
色名や番号を覚える必要はありません。
色を選んだり使ったりするときは色見本などを参考にすると色選びが楽になります。
自分でいつも使うのと同じ用紙に色見本を作るととても便利ですよ!
緑系の色以外にもおすすめの色を紹介している記事があるのでそちらもあわせて、このブログを活用していただけると嬉しいです。
ではまた別の記事でお会いしましょう。
↓色見本の具体的な作り方についてはこちらの記事で