というわけでコピック作家のAtsumiです。
↓コピックで描いたイラスト
「コピックのようなアルコールマーカーを使ってイラストを描いてみたいけど、画材にかかるコストが気になる…」そんな方に朗報です!
実は、100円均一のお店で手に入るアルコールマーカーを使えば、リーズナブルに本格的な塗りを楽しむことができます。
意外にも発色が良く、グラデーションや影の表現も可能。さらに工夫次第でコピックに負けない仕上がりにすることも!
この記事では、初心者でも簡単に実践できる100均アルコールマーカーを使った塗り方のコツを詳しくご紹介します。
ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!
↓セリアとダイソーのアルコールマーカーを比較した記事はこちら
目次
1. 100均で手に入るアルコールマーカーとコピックの違いと塗り方の基本
1-1. アルコールマーカーとは?コピックと100均マーカーの比較
アルコールマーカーは、アルコールベースのインクを使用した画材で、発色の良さや速乾性が特徴です。
プロ用の「コピック」は色数の豊富さや滑らかな描き心地で人気ですが、価格が高め。
一方、100均のアルコールマーカーは手頃な価格で手に入るため、初心者や練習用に最適です。ただし、色数が少ないことやブレンドの難易度がやや高い点に注意が必要。
100均マーカーでも基本的な塗り方を押さえれば、コピックに近い美しい仕上がりが実現可能です。
紙選びや重ね塗りのコツを活かして楽しみましょう。
1-2. 100均マーカーで失敗しない!紙選びのポイント
100均のアルコールマーカーを使うとき、紙選びは仕上がりを大きく左右します。
100均で手に入る用紙としては画用紙、厚手の画用紙、スケッチブック(画用紙と同じ紙質)、スケッチブック(表面がツルツルのもの)が主にあります。
ほとんど画用紙ですが、画用紙はインクの吸収がよくにじんでしまいやすいので、一般的なコピー用紙がおすすめです。
コピー用紙なら100均出なくても大量に比較的安価に手に入れることができます。
また、にじみや裏写りを防ぐために、下敷きを敷くことも重要。適切な紙を使うだけで、色ムラが減り美しい塗りを楽しむことができます。
↓コピックと相性の良い用紙についての記事はこちら
1-3. 初めての方でも簡単!基本の塗り方とコツ
アルコールマーカーでの基本的な塗り方は、薄い色から濃い色へ重ねていくこと。
最初に薄い色で広い範囲を塗り、その上から濃い色で影やグラデーションを作ります。
乾く前にブレンダーや同系色を使ってぼかすと、滑らかな仕上がりに。また、力を入れずに優しく塗ることで、紙が傷むのを防げます。
練習として、小さな図形を塗り分けるのがおすすめ。コツをつかめば、100均マーカーでも驚くほどの完成度を目指せます!
2.初心者向け!100均のアルコールマーカーで簡単に楽しむ塗り方ガイド
2-1. 初心者でも安心!100均マーカーの基本的な使い方
100均アルコールマーカーは初心者でも使いやすい画材ですが、まずは基本を押さえましょう。
100均のアルコールマーカーはコピックよりもにじみやすく乾きが早いです。
なのではみ出しと色ムラに注意が必要です。
線画はなるべく大きめに描いたほうが良いでしょう。
そのほうがはみ出しを防ぐことができます。
またキャップをしっかり閉めることで乾燥を防ぎ、使う前にインクの出方を確認します。塗る際は、同じ方向に塗り進めることで色ムラを軽減。
薄い色をベースに使い、濃い色を上から重ねるのがポイントです。
また、初めは小さい面積の塗りから練習するのがおすすめ。
2-2. 色ムラを防ぐための塗り方のコツ
色ムラを防ぐには、インクが乾く前に素早く塗り進めることが重要です。
100均マーカーは速乾性が高いため、広い範囲を塗る際には薄い色で下地を作り、濃い色をすぐに重ねるとムラが目立ちにくくなります。
また、紙を適切に選ぶことでムラが減ることもポイント。
アルコール対応紙を使えばインクの吸収が均一になり、ムラが少なくなります。
さらに、同じ方向に一定の速さで塗ることで、なめらかな仕上がりを実現できます。
2-3. 初心者が押さえるべき、イラストの立体感の出し方
立体感を出すためには、影と光を意識した塗り分けが鍵です。
薄い色でベースを塗った後、光が当たらない部分に濃い色を重ねます。
このとき、影の部分を少しぼかすと自然なグラデーションが完成します。
さらに、ハイライトを表現するために白いゲルペンを使うと、簡単にリアルな立体感が出せます。
シンプルな図形でも練習することで、影と光の使い方が身に付き、イラスト全体に奥行きが生まれます。
3.コピック風の仕上がりを100均のアルコールマーカーで実現する塗り方のコツ
3-1. コピック風の影付け!グラデーションの作り方
コピック風のグラデーションを作るには、薄い色から濃い色へスムーズに移行させる塗り方が重要です。
同系色のマーカーを2~3本使い、境界線をぼかしながら塗り進めます。
100均マーカーの場合、色数が少ないので薄い色を重ねて中間色を作る工夫が必要です。
また、ブレンダーやアルコール液を綿棒につけて境目をぼかすと、滑らかな仕上がりに。
3-2. 100均マーカーでもOK!ぼかし効果を活かした塗り方
100均マーカーでも、ぼかし効果を活かせばクオリティの高い仕上がりが可能です。
同じ色を複数回重ねると、自然な濃淡が生まれます。
また、2色をぼかす際には、境界部分を素早く塗り、乾かないうちにブレンダーでなじませるのがポイント。
これらのテクニックを活用すれば、少ない道具でも高い完成度を目指せます。
3-3. プロ級に見せる仕上げのテクニックとハイライトの入れ方
プロ級の仕上がりを目指すなら、ハイライトを入れることが欠かせません。
塗り終えた後、白いゲルペンで光が当たる部分にラインや点を加えるだけで、立体感と輝きが生まれます。
また、細部を描き込むことでイラスト全体の完成度がアップします。
影をしっかりつけた部分に対してハイライトを際立たせると、コントラストが増し、見る人を引き込む仕上がりになります。
4.実践! 100均コピックを使ってイラストを描いてみよう!
セリアのホワイトペン
ダイソーのアルコールマーカー:ライトブルー、ペールレモン、パンプキンイエロー
↓18で茎と葉っぱの部分を塗っていきます。
↓ライトブルーを部分的に塗りながら18でぼかします。
↓葉っぱの付け根など1番濃い部分を17で塗ってライトブルー、18でぼかしてグラデーションを作ります。
↓ペールイエロー、29、パンプキンイエローでグラデーションを作りながら花を塗ります。
↓ホワイトペンでハイライトを描きます。
↓完成!
まとめ
100均で手に入るアルコールマーカーは、手軽に始められる上に、工夫次第でプロ並みの仕上がりを実現できる画材です。
適切な紙選びや基本の塗り方、ぼかしやグラデーションの技法を活用すれば、初心者でも簡単に美しいイラストが描けます。
また、影やハイライトを意識することで、イラストに立体感や奥行きを加えることが可能です。
価格がリーズナブルなので練習用としても最適ですし、創作の幅を広げるきっかけにもなります。
ぜひ挑戦して、あなただけの作品を完成させてみてください!
↓コピックマルチライナーの基本的な知識はこちらの記事で