コピック初心者でも迷わない!おすすめの種類とカラーについて解説します。

↑コピックスケッチを使用して描いたイラスト

Atsumi
こんにちは! コピックイラスト作家のAtsumiです。

近年ではデジタルで色塗りをする絵師が急増していますが、その中でも根強い人気があるコピック。

コピックは透明感があり、水を使うことなくぼかしやグラデーションが表現できる便利なアルコールマーカーです。

特に漫画雑誌や単行本の表紙に使われることが多く、好きな漫画家に憧れて 「私も使ってみたい!」 と思ったものの

「コピックスケッチとコピックチャオどっちが良いの?」    

「色のバリエーションが多すぎて何色を買ったら良いのか分からない」

そんな人も多いのではないでしょうか。 そんな「?」を解消するためイラスト作家のAtsumiが初心者におすすめのコピックの選び方についてお伝えしていきます!

この記事を読むと

コピックの種類について何が違うのか分からない!

→コピックの種類とそれぞれの特徴が分かる!

何色からそろえたら良いのか分からない!

→自分にピッタリの色が選べる!

に変わります。 ぜひ、最後まで楽しんでいってくださいね!

1.コピックとは

 

まずはそもそもコピックとは何なの? というお話からです。

コピックとは1987年にトゥーマーカープロダクツという会社から発売されたアルコールマーカーです。 現在は世界55ヶ国以上に出荷されている人気の画材となっています。

コピックはその種類に関わらずインクの補充、ニブ(ペン先)の交換が可能で経済的にも地球環境にも優しく使うことができます。

2.コピックは4種類

コピックにはコピックスケッチ、コピックチャオ、コピッククラシック、コピックワイドの4種類があります。

一般的によく知られているのがコピックスケッチとコピックチャオでこの2種類のどちらを買うかで迷われることが多いかと思います。

「コピックスケッチとコピックチャオは何が違うの?」

一言で説明すると

「入っているインクの量と色のバリエーションが違います」

それぞれの特徴を詳しくお伝えしますね!

2-1コピックスケッチ

多くのプロに愛用されていて色数もコピックシリーズの中で最多のスタンダードモデルです。

全358色 462円(税込)

ニブはスーパーブラシとミディアムブロードの2タイプ。 インクが少なくなってきたら専用のインクで補充が可能です。(チャオ、クラシックでも同じインクを使うことができます)

私は現在このコピックスケッチを愛用しています! 決まった色を使うことが多いので1本分のインク容量が多いのは嬉しいです。またカラーバリエーションが豊富なのも魅力です。

これからしっかりコピックを使っていくと決めている人や使いたい色がはっきりしている人は、いきなりコピックスケッチから使ってみても良いと思います。

2-2コピックチャオ

コピックチャオが初心者におすすめ!

コピックスケッチと比べて色のバリエーションが抑えられいてペン1本に入っているインクの量も少ないエントリーモデルです。

全180色(色味を表す番号はコピックスケッチと同じです)308円(税込)

ニブはスケッチと同じスーパーブラシとミディアムブロードの2タイプ。 色のバリエーションが少ないため初心者でも色選びで迷いにくく、1本のインク量も抑えられていてスケッチに比べるとお値打ちに手に入るので気軽に試しやすい仕様となっています。

同じ色を使うならコピックチャオでもコピックスケッチと同じイラストを描くことができます。

コピックチャオを使ってて感じるコピックスケッチとの違いは握った感覚くらいですね。スケッチと比べてチャオは細身で丸いので一般できなサインペンやマーカーと同じ感覚で使えます。

私個人の感想ではスケッチは握りづらいという感じはありません。(私の手は小ぶりな方だとは思いますが)しかし人によってはチャオの方が持ちやすいと感じるかもしれません。持った感じは実際画材屋さんに行って試してみると良いですね。

2-3コピッククラシック

コピックシリーズの中で最も歴史が長く30年以上に渡ってデザインやアートシーンで使用されてきたロングランモデルです。

全214色 550円(税込)

ニブは前述の2種類とは異なり、デザイン用途に適したブロードニブとファインニブの2種類です。

2-4 コピックワイド

インクを充填して使う空ペンのみの販売 462円(税込)

ニブ幅が21ミリもあるワイドタイプのモデルです。主な用途はレンダリングやパースの背景向けで広い面積を一気に塗ることができます。

こちらは売っているのをあまり見かけたことがないですし、ほとんどの人は使わないかなと思いますので参考程度に。

3.もう迷わない! 色選びのコツ

初心者の方にぜひ知っておいて欲しい色選びのポイントについてお伝えしていきます。

3-1 初心者はセットを選ぶ

コピックは単品で買うことができますが、何色かまとめてセットになったものも多く売られています。今回はその中で初めてコピックを使う方におすすめのコピックチャオのセットを2つご紹介します。

コピックチャオ スタート12色セット 3696円(税込)

↑コピック公式サイト

コピックの教本である「12色でスタート! はじめてのコピックイラスト」の中で使われているものと同じ12色のセットです。教本を参考にしながらコピックを初めてみたい!という方には特におすすめです。

コピックチャオ コピックデビューセット 4444円(税込)

↑コピック公式サイト

コピックチャオ本体だけでなく主線が引けるマルチライナーとスケッチブック、コピックミニガイド、塗り絵がついた安心セットです。コピックチャオは淡色系の色10色が入っています

3-2 淡い色を選ぶ

基本的には初めはセットで買うことをおすすめしますが、1本ずつそろえたいよ!という方は 淡い色を選ぶと良いでしょう。

コピックは重ね塗りをすることで色を濃くしていくことができます。

なのでできるだけ淡い色を買った方が、影を表現したい時など色の濃さを調整したり、グラデーションを作ったりしやすいです。

4 まとめ

今回は初めてコピックを使う人におすすめのコピックの種類と色についてお伝えしました。

最近は通販でも豊富な画材が手に入るようになりましたが、行ける範囲に画材屋さんがあればぜひ直接手に取って、持った感覚や色の種類を体感してみてくださいね。

あなたのコピックライフが楽しいものとなりますように。

ではまた別の記事でお会いしましょう!

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