初心者必見!コピックチャオ12色の魅力と使い方

Momo
イラストを始めたいんだけど、どの画材がいいかな?
Atsumi
それなら『コピックチャオ12色』がおすすめだよ!
Momo
12色だけで足りるの?もっとたくさん必要じゃない?
Atsumi
意外と足りるんだよ!色を混ぜたりグラデーションを作ったり、初心者でも使いやすい工夫がされてるんだ
Momo
そうなんだ!どんな色がセットになってるのか気になる!

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いたイラスト

「イラストを描いてみたいけど、何から始めたらいいのか迷っている…」そんな初心者の方におすすめしたいのが、コピックチャオの12色セットです!

このセットは、必要最低限の色がバランスよくそろっていて、初めてのコピックにもぴったり。

色数が少ないと思われがちですが、混色やグラデーションを駆使すれば驚くほど幅広い表現が可能です。

また、コピックチャオはコピックシリーズの中でも手頃な価格で、扱いやすい点も魅力的。

この記事では、コピックチャオ12色セットの内容や活用術、初心者がすぐに実践できるイラストテクニックをご紹介します。

この12色で、あなたもイラストの楽しさを体験してみませんか?

では最後まで楽しんでいってくださいね!

↓コピックの基本的な塗り方についての記事はこちら

コピック初心者さん必読! 簡単にできる基本の塗り方についてお伝えします。

1.コピックチャオ12色とは?初心者におすすめの理由


コピック チャオ スタート12色セット Copi Ciao (スタート用に厳選した12色セット) .Too

1-1.コピックチャオ12色の基本構成と特徴

コピックチャオ12色セットは、初心者向けに厳選された12色のアルコールマーカーです。

↓セットに入っている色

コピックシリーズの中でも手に取りやすい価格で、初心者が練習しやすいよう配慮されています。

アルコールベースのインクはなめらかで、ムラのない塗り心地が特徴。両端に丸いペン先と筆先がついており、細部の描写から広い面の塗りつぶしまで対応できます。

また、インクが交換可能でエコな点も魅力。

↓交換用インク

12色という少数構成ながら、組み合わせ次第で多彩な表現が可能なため、初めてのコピック体験に最適です。

1-2.初心者向けに選ばれた色セットの魅力

コピックチャオ12色セットの魅力は、その色選びにあります。

基本的な赤、青、黄といった原色をベースに、肌色やグレーなども含まれています。

このバランスにより、キャラクターの肌や服、小物、背景まで幅広いモチーフをカバー可能です。

さらに、少ない色数でも色を重ねることで新しい色味を作り出せる点がポイント。

初心者がスムーズに色の扱いを学び、色彩感覚を養うための基礎となるセットです。

1-3.コピックチャオ12色と他シリーズの違い

コピックには「スケッチ」や「クラシック」などのシリーズがありますが、チャオは入門者向けに特化しています。

他シリーズに比べて少し小ぶりで軽く、持ちやすい設計です。

↑コピックチャオ 308円

↑コピックスケッチ 462円

↑コピッククラシック 550円

また価格が抑えられており、初心者が気軽に始められるのが大きな魅力。

一方で、他シリーズと同様に高品質のインクを使用しているため、描き心地や色の仕上がりは変わりません。

初心者が基本を学んだ後も、チャオのセットは他シリーズとの併用で十分活躍します。

2.コピックチャオ12色で描ける色の幅と組み合わせ例

2-1.12色で実現するカラーバリエーションの魅力

コピックチャオ12色セットは、一見シンプルな構成ながら、多彩なカラーバリエーションを生み出せる点が特徴です。

色を重ね塗りすることで微妙なニュアンスを表現したり、透明感のある独特な質感を描き出せます。

たとえば、青と黄色を重ねると緑系のグラデーションが生まれ、肌色を使って柔らかなトーンを作り出すことも可能です。

12色の組み合わせだけで、キャラクターから風景画まで幅広いイラストに対応できる点が魅力です。

2-2.グラデーションや色混ぜのテクニック

コピックはインクがアルコールベースのため、色を重ねてもムラが少なく、なめらかなグラデーションを作れます。

基本は薄い色をベースに塗り、濃い色を重ねていく方法がおすすめです。

たとえば、空を描くときは青の濃淡を使い分けて、自然なグラデーションを表現できます。

また、異なる色同士を境目でぼかすことで、自然な色の混ざり合いが実現します。

コピック専用のブレンダーを活用することで、さらになめらかな仕上がりに。

2-3.ベースカラーとしての使い方とアクセントカラーの活用法

12色セットを効果的に使うには、ベースカラーとアクセントカラーを意識することが重要です。

たとえば、肌色や淡いグレーをベースに使い、赤や青をアクセントとしてポイントに加えると、イラスト全体のバランスが整います。

背景を描く際も、薄いトーンを広く使い、細部に濃い色を差し込むことで立体感を演出できます。

Atsumi
少ない色数でも、組み合わせの工夫で豊かな表現が可能です

3.コピックチャオ12色を使いこなすためのステップ

3-1.簡単なモチーフで始める12色イラストの練習法

初心者が最初に取り組むのに適したモチーフは、果物や花などシンプルな形のものです。

たとえば、リンゴを描く場合、赤で塗りつぶした後に影となる部分に濃い色を重ねる練習が効果的です。

この練習を通じて、色の重ね方やグラデーションの作り方を自然と学べます。また、円や直線を描く練習で筆先の使い方を確認するのもおすすめです。

難しいモチーフに挑戦する前に、基本のテクニックを身につけることが上達への近道です。

12色スタートセットでイラストをはじめる人のための本も販売されているので、そちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?


12色でスタート! はじめてのコピックイラスト [ ばびりぃ ]

3-2.影や光を表現するための色の選び方

影や光を表現するには、同じ色でも濃淡を使い分けることがポイントです。

たとえば、青で空を塗る場合、明るい部分は薄いトーン、影になる部分は濃いトーンを選びます。

また、補色(たとえばオレンジと青)を活用することで、立体感が際立つ表現が可能になります。

光が当たる部分には薄い色を軽く重ねることで自然な輝きを表現できます。

初心者は、まずグレーを活用して影の練習をするのがおすすめです。

3-3.失敗しない塗り方の基本テクニック

ムラなく塗るコツは、一方向に均一に色を塗ることです。筆先を動かすスピードを一定にし、重ねる場合はインクが乾く前に行うとなめらかに仕上がります。

また、広い面を塗るときはペン先を平らに当て、細かい部分は筆先を使い分けます。

失敗を防ぐためには、事前に色見本を紙に試し塗りして確認することも重要です。

これにより、予期しない色合いやムラを防ぐことができます。

↓便利な色見本の作り方についてはこちらの記事で

楽しく簡単にできる!「コピックカラーチャート」自作のすすめと作り方

4,実践!12色以内でイラストを描く

では実際にこちらの12色でイラストを塗っていきます。

↓今回はこちらの猫さんを塗っていきます。

使用色
猫:BV31、RV21、猫の目:Y02、BG23 リボン:B02、BV31 りんご:R000、E93、R35、Y02、W2 りんごの葉:Y02、BG23 りんごの軸:YR31、E31、W2(今回0番は使いません)

*メイキングの中ではコピックスケッチを使っていますが、色はコピックチャオ12色セットの内容のものと全く同じ色を使っています。

↓まずはBV31で猫さんを塗っていきます。影の部分は2度塗りをして表現します。

↓耳はBV31で塗って上からRV21を重ねてさらにBV31を上から塗ってなじませます。

↓リボンをB02で塗ります。

↓猫さんの目のベースをY02で塗って真ん中の方をBG23で塗ります。

↓BV31でリボンの影を塗ります。

↓りんごのベースをR000で紙の白を残しながら塗り、上からE93を重ねます。

↓さらにR35を重ねてE93で色の境目をなじませていきます。

↓ふちの方をY02で塗ってR000でなじませます。

↓りんごの影の部分をR35で2度塗りをしてさらにW2を重ねて塗ります。

↓軸をYR31、E31、W2で塗ります。

↓葉っぱをY02とBG23で塗っていきます。

↓猫さんの目に黒のコピックマルチライナーで瞳を描き、コピックオペークホワイトで光を入れます。

↓完成!

↓今回使った線画をプレゼントします。印刷してご自由に使ってください。

https://animalcopic.com/wp-content/uploads/2024/12/12色のイラスト-scaled.jpg

*音が出ます。

5.コピックチャオ12色と追加カラーで可能性を広げよう

5-1.追加カラーの選び方:初心者におすすめの色とは?

初心者が追加カラーを選ぶ際には、まず12色セットと相性の良い中間色や補色を選ぶと良いでしょう。

たとえば、セットに含まれない淡い緑や紫を追加すると表現の幅が広がります。また、肌色系のバリエーションを増やすと、キャラクターイラストがより自然に仕上がります。

最初から多くの色をそろえる必要はなく、自分の描きたいテーマに合った色を少しずつ追加するのが賢明です。

5-2.グラデーションやニュアンス色を追加して広がる表現力

グラデーションをさらに美しく仕上げるには、ニュアンスカラーを追加するのがおすすめです。

たとえば、青と紫の中間色を足すと、空や水の表現が格段に向上します。

また、ブレンダーを活用して既存の色を薄めたり、異なる色をぼかすことで、独自のニュアンスを作り出せます。

ニュアンス色は少ない手間で大きな効果を生むため、初心者でも気軽に試せるテクニックです。

5-3.コピックチャオ12色から次のステップへの進め方

12色セットで基礎を身につけた後は、自分の作風やテーマに合った色を追加していくのが次のステップです。

たとえば、風景画に挑戦したい場合は緑や茶色のバリエーションをそろえる、ファンタジー系のキャラクターを描きたい場合は鮮やかな色を増やすなどが有効です。

また、グラデーション技法を磨き、複雑な配色や光の表現に挑戦することで、さらに表現の幅を広げることができます。

まとめ

コピックチャオ12色セットは、初心者がイラストを楽しみながら基本技術を学べる最適なツールです。

厳選された12色は、シンプルな構成ながら幅広い表現が可能で、色の重ね塗りやグラデーション技法を活用することで、少ない色数でも豊かなカラーバリエーションを生み出せます。

また、コンパクトで扱いやすいデザインは、コピックを初めて使う方にも最適。さらに、描き方のコツや色の選び方を工夫することで、初心者でも簡単に光や影を表現できます。

このセットを基礎として、徐々に追加カラーを増やせば、自分だけの世界観を広げられるでしょう。

コピックチャオは、初心者のステップアップをしっかりサポートする心強いアイテムです。

あなたのイラストライフがより充実したものになるよう祈っています。

ではまた別の記事でお会いしましょう!

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