というわけでコピック作家のAtsumiです。
↓コピックで描いた作品
コピックは全部で358色! その中で赤系の色もたくさんあります。
オレンジっぽい赤から原色に近い赤、ワインレッドのような深い赤まで様々です。
だからイラストに赤を使いたいけど、どの赤を選んだら良いか分からない!
そのように迷うこともあるかと思います。
今回は赤の種類とおすすめの赤の使い所についてお伝えしていきます。
ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!
目次
1.赤系コピックの種類
コピックで赤系の色は主にRとRVの2種類があります。
今回は蛍光ピンクのFRVも含めて3種類ご紹介します。
1-1.R
Rはオレンジ味の強い赤です。
Rはコピックスケッチで30色、コピックチャオで18色あります。
R05は色名で言うとサーモンレッド、R08はバーミリオンなのでオレンジっぽい赤になっています。
一般的に赤といって思い浮かべるような赤らしい赤はR24のプラム、R27のカドミウムレッド、R29のリップスティックレッドあたりの色味になります。
深めの赤はR37カーマイン、R39ガーネット、R59カーディナルなどがあります。
R81ローズピンク、R83ローズミスト、R85ローズレッドはピンクっぽい色です。
R46にストロングレッドという色があります。強い赤! その名の通りThe赤! といった一般的な赤に近い赤です。
1番赤らしい色といえばR46だと思います。
Rは全体的にもRVに比べて赤らしい赤が多いといえます。
↓Rの色見本全体像(空いている色は筆者も持っていない色です。お許しを)
全ての色見本はコピック公式サイトに載っていますのでそちらも参考にしてください。
1-2.RV
RVはピンク味の強い華やかな赤です。
RVはコピックスケッチで29種類、コピックチャオで14種類あります。
RV02のシュガーアーモンドピンクやRV04ショックピンク、RV06セリーズ、RV25ドッグローズフラワーなどは蛍光色っぽい派手なピンクです。
RV10ペールピンク、RV11ピンク、RV21ライトピンクなどは一般的なピンクといった色味です。
ここまでの色名の紹介でも分かる通り、RVはピンクと名のつく色が多いのが特徴です。
RVの中で1番赤味の強い色はRV29クリムゾンです。
またRV17ディープマゼンタRV19レッドバイオレットの2色もピンク味がありながらも赤に近い色味だと思います。
そしてRVの中には紫に近い色味のものもあります。
例えばRV63ベゴニア、RV66ラズベリー、RV69ピオニー、RV93スモーキーパープル、RV95ベビーブラッサムなどが紫に近い色味です。
↓RV色見本全体像
1-3.E04、FRV
RとRV以外にも赤系に近い色があります。
E04は色名はリップスティックローズですが小豆色のような(個人の感想)赤に近い茶色です。(Eは基本的に茶色の記号です。)
FRVはフローセントピンクといって、蛍光色のピンクです。
余談ですが蛍光色は他に
FVフローセントバイオレット、FYRフローセントオレンジ、FYフローセントイエロー、FYGフローセントイエローグリーン、FGフローセントグリーン、FBGフローセントブルーグリーン、FBフローセントブルーの7種類があります。
2.おすすめの赤
ここまで赤系の色の種類を紹介してきましたが、ここでは具体的にどの赤がおすすめかについて筆者の独断と偏見でお伝えしていこうと思います。
RとRVそれぞれで5色厳選しました。
あくまで個人の感想なのでご参考までに。
2-1.Rのおすすめの赤
R02は人の肌色の影やほっぺたの表現に使えるおすすめ色です。
R08は少しオレンジがかった赤を表現する時に使えます。例えば花の色や服、小物の色などのメイン色として。
R24、R27はいちごやさくらんぼといった赤いフルーツを塗る時のおすすめ色です。
R35は赤いバラなど華やかな赤を表現する時に使える赤です。
↓女の子のほっぺの塗り方に関する記事はこちら
2-2.RVのおすすめの赤
RVはかなり鮮やかなピンクも多く、正直使い所に困る色も多いのですが、その中でも優しく淡い色を中心に選んでみました。
RV10、RV21は人の爪や動物の耳、肉球におすすめのピンクです。
RV11、RV14、RV21はピンクのバラなどの花や可愛らしい服や小物に使える色です。
RV34は近年人気のある「くすみカラー」の灰色がかったピンクに近い色味です。
流行りを意識した小物や服をデザインする時に使える色です。
2-3.その他赤みのある色
その他赤味がかった色としてE04リップスティックローズも活躍する色です。
先ほど紹介したRV34の影色としても使えますし、その名の通り口紅の表現や濃いめの肌の影色としても使うことができます。
3.赤系コピックで塗ってみた
3-1.Rでバラ、いちご
Rは前述した通り赤い花やフルーツを塗る時に使える色です。
その中でバラといちごをピックアップしてご紹介します。
バラ
R32>R35>R27の順で濃くなるのでその順番でグラデーションをかけました。
同じ記号の色を選ぶことはグラデーションをキレイに作るコツにもなります。
↓バラの塗り方について詳しくはこちらの記事で。
いちご
全体に白を残しつつR00とR11でグラデーションを作り、濃い部分にR32を使いました。
3-2.RVで猫
RVは動物の耳や肉球を可愛らしく表現するのに使えます。
猫
肉球にRV21とRV11でグラデーションをかけ、耳の全体にRV10、内側の濃い部分にRV21を使いました。
ちなみに目はB12、B14、B18を使いました。
*音が出ます
3-3.赤系コピックで塗ってみたまとめ
やはり赤系の色は薄めの色が使いやすい傾向にあるなと思いました。
いきなり強い赤を塗るより薄い赤を塗り重ねていく方が失敗が少ないですし、幅のある表現ができます。
コピックの色選び全体に言えることですが、薄い色からそろえていくことをおすすめします。
また、今回RとRVをそれぞれ使ってみてRVの使い所が筆者の中では限られていることに気がつきました。
RVの良い使い方についてもっと研究したいなーと思いました。
まとめ
今回は赤系コピックのおすすめ色についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。
色選びの参考になれば幸いです。
筆者も全ての色を持っているわけではないので、体験しきれていない色もたくさんあります。
ぜひ画材屋さんに足を運んでみて試し塗り可能であれば色々試してみてくださいね!
またコピック公式サイトでは全358の色見本が載っていますし、コピック公式アプリでも見ることができるので参考にしてください。
ではまた別の記事でお会いしましょう!
↓グレー系コピックのおすすめに関する記事はこちら