



というわけでコピック作家のAtsumiです。
↓コピックで描いたイラスト

コピックと色紙を使ったアートは、初心者でも手軽に挑戦できる人気の趣味です。
特別な日のプレゼントや、心のこもったメッセージカード作りにもぴったり。
この記事では、色紙にコピックで描くメリットや初心者向けのおすすめセット、失敗しないテクニックまで詳しく紹介します。
自分だけのオリジナル作品を作る第一歩を、ぜひ一緒に踏み出しましょう!
1. 色紙にコピックで描くメリットと注意点
1-1. 色紙に描くことで得られる特別感とプレゼント効果
色紙は贈り物や記念品として特別な存在感を持っています。
コピックで彩色することで、鮮やかで高級感のある仕上がりになり、受け取る人により深い感動を与えられます。
市販のメッセージカードとは異なり、手描きの温かみや個性を伝えることができるため、大切なシーンに最適です。
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お部屋のインテリアにもピッタリです!
1-2. 色紙と普通の紙の違いとは?
色紙は通常、厚みがあり、表面に和紙風の加工が施されているため、にじみにくく耐久性も高い特徴があります。
一方、普通のコピー用紙などではインクが広がりやすく、コピック特有の美しい発色が活かせないことも。
色紙ならではの質感を活かして、ワンランク上の作品作りが可能です。
1-3. コピックがにじみにくい色紙の選び方
コピックで描く場合、表面が滑らかでインクを吸いすぎない色紙を選ぶことが重要です。
「コート加工された色紙」や「アルコールマーカー対応」と明記された商品がおすすめ。購入時にはサンプルを確認するか、少量から試してみるのも良い方法です。
適切な色紙を選べば、線やグラデーションも美しく決まります。
2. 初心者におすすめの色紙の選び方

初心者さんはまず練習に適した色紙を選ぶと良いと思います。
練習に適した色紙とは
コスパが良いこと
描きやすいこと(サイズ、紙質が重要)
この2点がそろっていることです。
次から詳しくお伝えします。
2-1. 練習に適したコスパの良い色紙とは?
練習用には、比較的安価で表面が滑らかな「練習用色紙」や「100円ショップの色紙」が便利です。
高級色紙は本番用にとっておき、たくさん描いて慣れることが上達の近道です。
2-2.色紙のサイズについて
色紙の基本的なサイズは大色紙と言って幅24cm×高さ27cm前後です。
小さめサイズが小色紙18.1cm×21.1cm。
大色紙の4分の1のサイズで13.6cm×12cmが寸松庵(すんしょうあん)。
それよりさらに小さいサイズに豆色紙7.6cm×7.6cmがあります。
他にもA4サイズのものや縦に長い短冊型のものなど色紙のサイズには様々なものがあります。
↓大色紙と寸松庵
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筆者は基本的に小さめの色紙をおすすめしています。
小さい方が練習用には良いですし、描きやすいです。
ただ豆色紙くらいまで小さいと逆に描きにくいと思うので寸松庵サイズの色紙がちょうど良いサイズと言えるでしょう。
2-3. プレゼントに最適な色紙
プレゼントに最適とは贈る相手にもよるのですが、
基本的にはイラストがキレイに見える色紙
贈るのにちょうど良いサイズ
をポイントに選ぶと良いです。
イラストがキレイに見える色紙とは紙の質が良いことで、コピック上質紙はコピックの特徴である発色の良さを十分に引き出すことのできる紙なのでプレゼントにはおすすめです。
また、温かみのある雰囲気が好きな相手には水彩紙など時によって使い分けることができると少し上級者です。

3.徹底比較!3種類の色紙とコピックの相性
3-1.水彩用(ワトソン紙)の色紙
少し黄色味がかった温かみのある水彩紙に描きました。
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マルチライナーもコピックもにじみづらくザラザラとした紙の表面も描き心地よく感じました。

3-2.コピック上質紙の色紙
コピック上質紙は真っ白な色合いでコピックを塗った時の発色の鮮やかさが特徴です。
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この色紙はコピックの上質紙と同じものを使っているので、その発色の鮮やかさは色紙になっても変わりません。
ただ水彩紙に比べたら湿気の影響を受けやすいので、雨の日は少々にじんでしまう場合があります。
コピックペーパーセレクション 色紙 寸松庵(すんしょうあん)色紙
3-3.100均の色紙
最後は100均のダイソーで手に入れた色紙です。
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材質にはただ「紙」とだけ書かれています。
今回紹介している色紙の中では1番白い紙で、水彩紙やコピック上質紙と比べても特別に描きにくいということはありません。
雨の日ににじみやすくなるのはコピック上質紙と同様です。
発色の良さはコピック上質紙には劣りますが、部屋に飾ったりするのには十分な品質といえます。
3-4.比較まとめ
初心者さんにおすすめしたい色紙はズバリ100均の色紙です。
理由はコスパが良く手に入りやすいので、練習に向いているし失敗も気にせず描きやすいからです。
ただ、筆者の感想では
特別にどれが優れていて劣っているということは感じられませんでした。
水彩紙…温かみや紙の質感を重視したい作品に
コピック上質紙の色紙…発色の良さを大事にしたい作品に
100均の色紙…こだわりがなく色紙選びに迷った時。コスパを重視したい時に。

↓コピックと相性の良い用紙についてはこちらの記事で
4. 失敗しない!色紙に描く基本テクニックとコツ
4-1. 下書きから仕上げまでの基本的な流れ
まず、鉛筆で軽く下書きを行い、練り消しで線を薄く整えます。
その後、耐水性のあるライナーペンで清書し、完全に乾いてからコピックで着色を開始します。

順番としては、広い面を塗り、細かい部分は後回しにするとキレイな仕上がりに。
最後にハイライトや影を加えて完成です。
4-2. にじみを防ぐためのペンの選び方と使い方
コピックで着色する際、にじみを防ぐには「耐アルコールインク」仕様のライナーペンが必須です。
代表的なのは「ミリペン」や「マルチライナー」。
↓コピックマルチライナー
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ペン入れ後はしっかり乾かすのがポイント。(5分ほど待てば十分です。)
急いで塗り始めるとインクが溶け出してしまうので、焦らず乾燥を待ちましょう。
↓コピックマルチライナーの基礎知識はこちらの記事で
4-3. 仕上げに差が出る「ホワイト」や「ハイライト」の入れ方
仕上げに白のハイライトを入れると、作品が一気に引き締まります。
おすすめはゲルインクボールペンやホワイトインク。
コピックの公式からはコピックオペークホワイトが販売されていて、コピックとの相性は抜群なのでそれもおすすめします。
ハイライトは目の光、髪のツヤ、アクセントなど、必要な箇所に控えめに入れると効果的です。

やりすぎると不自然になるので、バランスを意識しましょう。
↓コピックオペークホワイトについて詳しくはこちらの記事で
まとめ
コピックと色紙を使った作品作りは、初心者でも始めやすく、プレゼントや記念品としても大変喜ばれるアート表現です。
色紙ならではの温かみと、コピックの鮮やかな発色を活かせば、世界に一つだけのオリジナル作品が完成します。
今回ご紹介した選び方や基本テクニックを参考に、まずは気軽に一枚描いてみてください。
練習を重ねるうちに、きっと自分らしい表現が見つかるはずです。
ではまた別の記事でお会いしましょう!