↑コピックで描いたイラスト
突然ですが、今回から3回に分けて人物キャラクターの肌、髪、目の塗り方をお伝えしていきます。
私Atsumiの専門は動物イラストなのですが
人物キャラクターをコピックで描きたい!という絵描きさんもとても多いので、人物キャラクターの塗り方についても解説していくことにしました!
まぁ、人も動物なので! OKですよね?!
というわけで今回は肌の塗り方について!
人のお肌を塗っていてこんなお悩みありませんか?
「色の選び方がわからない」
「いつもワンパターンになってしまう」
「影の色がいまいち」
もう大丈夫です!
そんなお悩みがこんな風に解決します!
「透明感のある肌に仕上げることができた」
「肌の色にバリエーションができた」
「影も綺麗に塗ることができた」
では最後まで楽しんでいってくださいね。
目次
1.肌を構成する3つの色
肌は3つの要素の色から構成されています。
まずベースとなる肌の色、次に頬の赤みの色、そして3つ目が影の色です。
順番に解説します。
1-1.ベースの色
1つ目の色、肌の大部分を占めるベースの色です。
この色はコピックの蓋についている記号でE、YR、Rのコピックから薄めの色を選ぶと良いでしょう。
↓肌のベースに向いている色
1-2.頬の色
2つ目の色、頬の赤みの色です。これは塗る人の好みが反映されやすい部分かなと思います。
好みやキャラクターのタイプによってはこの頬の赤みは入れないという場合もあります。
ひかえめに入れたい時はベースの色を重ね塗りしてほんのりと赤みを出すと良いですし
可愛らしく濃いめに赤くしたい時はベースより赤みがかった色を塗ると良いでしょう。
↓頬の赤みに向いている色
1-3.影の色
3つ目の色、影の色です。
影の色も塗る人の好みやキャラクターのタイプ、描きたいイラストの雰囲気によって様々な表現をすることができます。
なので、影として使える色はピンク、茶色、灰色、紫と幅広くあります。
影の色選びが一番悩む場面かもしれませんね。
↓影に向いている色
2.肌は1色〜3色で塗る
2-1.肌は1色でも塗れます
肌の色は3つの要素の色で構成されているとお伝えしましたが
肌の色はベースの色1色で頬の赤み、影の色まで表現することができます。
↑E00一色でベース、頬、影を塗りました。
まとまりのある落ち着いた仕上がりになりましたね。
2-2.肌を2色で塗る
影の色は頬の赤みの色と同じでも大丈夫です!
↑ベースをE00、頬と影をE02で塗りました。
2-3.肌を3色で塗る
↑ベースの色をE00、頬の色をR02、影の色をW2で塗ってみました。
影の色を他の2色に比べて暗くしているので、頬の赤みがより鮮やかに映えます。
3.色選びに迷ったらこの3色! おすすめの肌の色
ここまで読んで、お気づきの通り…
ベースの色、頬の色、影の色、かなりたくさんの組み合わせがあります!
ここで紹介した色が全てではありませんし
正解はありません。
そんなあなたのために…Atsumiおすすめの3色をご紹介します。
ズバリ!
↑ベース色E00 頬の色R02 影の色E21です。
順番に解説していきます。
3-1.ベース色におすすめの色
肌のベースの色におすすめはE00です。
E00は白すぎず濃すぎない一般的にアニメや漫画のキャラクターの肌色として使われている色に近い色だと思います。
3-2.頬の色におすすめの色
頬の色におすすめはR02です。
オレンジがかったピンクの色味で肌の色によくなじみます。
3-3.影の色におすすめの色
影の色におすすめはE21です。小麦色の肌を描く場合のベースにも使える色です。
赤みを抑えた茶色っぽい色なので、頬の赤みが際立ち全体的にメリハリのある顔に仕上がります。
5.実践! 肌を塗ってみよう
では、実際に色を塗ってみましょう!
↑まずはベースのE00を使って顔全体を塗っていきます。
↑次に影にしたい部分にE00を重ね塗りします。
↑頬の部分にもE00を重ね塗りしてその上からE02をささっと重ねます。
↑最後に影の部分にE02を塗って完成です!
↓今回使用した線画を印刷して使っていただけるようにしました。ぜひご活用ください
https://animalcopic.com/wp-content/uploads/肌 髪 目 ワークシート-scaled.jpg
6.色んな肌の表現
ここではキャラクターによって肌の色を分けをする際に役にたつバリエーションを紹介します。
↑ベースにR02、頬と影にR11を使って塗っています。
ベースの色にピンクがかったR02を使うことで全体的に赤みがかった血色の良い肌を表現することができます。
↑ベースにE21、頬にR02、影にE11を使って塗りました。
小麦色の肌を表現したいときに使える色です。
↑ベースにE00、頬にR02、影にBV11を使って塗りました。
影に紫系の色BV11を使うことで少し暗いところにいる雰囲気を表現することができます。
まとめ
今回は人物キャラクターの肌の塗り方について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
肌に使える色は意外とたくさんあるので色々と試してみてくださいね!
次の記事では目の塗り方についてもお伝えするのでそちらも楽しみにしていてください!
ではまたお会いしましょう。
↓コピックの色の選び方についての記事はこちら