初心者向け!コピックで始めるアニメ塗り

Momo
コピックでアニメ塗りって難しそう…
Atsumi
最初はそう思うけど、基本を押さえれば大丈夫!むしろ楽しくなるよ!
Momo
本当に?何から始めたらいいの?
Atsumi
道具選びと基本テクニックが大事。詳しく教えるから、一緒にやってみよう!

というわけでコピック作家のAtsumiです。

↓コピックで描いたイラスト

「コピックでアニメ塗りを始めたいけど、何から手をつければいいのか分からない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

コピックは、鮮やかな発色や使いやすさからプロにも愛されるマーカーですが、基本を押さえれば初心者でも簡単にアニメキャラクターを美しく塗ることができます。

このブログでは、必要な道具や塗り方の手順、初心者がつまづきやすいポイントまで丁寧に解説します。

コツをつかんで、あなたもコピック塗りを楽しみましょう!

ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。

1.コピックでアニメ塗りを始めるための基本ガイド

1-1. コピックとは?アニメ塗りに適した理由

コピックは、イラストやデザイン業界で人気のアルコール系マーカーです。

その発色の良さ、なめらかな塗り心地、そして豊富なカラーバリエーションが、アニメ塗りに最適とされています。

アルコールインクが速乾性で、ムラなく美しい仕上がりが得られるのも魅力です。

さらに、色の重ね塗りが簡単にでき、グラデーションも作りやすいので、アニメキャラクターの髪や衣装に陰影をつける際に活躍します。

また、補充インクが用意されているため、長く使える点もプロや初心者に支持されている理由です。

↓コピックの基本的な知識についてはこちらの記事で

コピック初心者でも迷わない!おすすめの種類とカラーについて解説します。

1-2. アニメ塗りに必要なコピックの基本アイテム

アニメ塗りを始めるには、基本のアイテムをそろえることが大切です。

まずは、コピックマーカー本体が必要です。コピックチャオやコピックスケッチは、初心者にも扱いやすく、グラデーションが作りやすいのでおすすめです。

用紙はコピック専用のペーパーを使用することで、インクがにじまず、塗りやすさが向上します。

しかし、コピー用紙でも十分にコピックの特徴である発色の良さを出せるので気軽にイラストを始めたい方にはコピー用紙もおすすめです。

また、細部を描くためのミリペンやシャープなラインを描けるコピックマルチライナーもあると便利です。

最後に、色をぼかすためのカラーレスブレンダー(0番)を用意すれば、より柔らかい表現が可能になります。

1-3. 初心者がそろえるべきコピックのカラーセット

初心者には、まず「ベーシックセット」と呼ばれる12色または36色のセットがおすすめです。

このセットには、肌色や髪色など、アニメキャラクターの基本的な色が含まれています。

例えば、肌色にはE00(コットンパール)やE11(バーレーベージュ)が定番です。さらに、髪色には茶系のE33(サンド)や黄色系のY21(バターカップイエロー)が便利です。

また、背景や影に使えるグレー系(CシリーズやNシリーズ)もそろえておくと表現の幅が広がります。

Atsumi
色は少しずつ買い足していくのがおすすめです

↓コピックチャオスタート12色セットの使い方についてはこちらの記事

初心者必見!コピックチャオ12色の魅力と使い方

2.コピックを使ったアニメ塗りの手順とコツ

2-1. 下絵の準備とアニメ塗りに最適なペンの選び方

コピックでアニメ塗りをする際には、下絵の準備が重要です。

下絵を描く際には、耐水性のインクを使用したペンを選びましょう。

おすすめはコピックマルチライナーです。

このペンは、コピックでの重ね塗りにもにじまず、細かい線を描けるため、キャラクターの輪郭やディテールに最適です。

下絵が完成したら、線画を乾かしてからコピック塗りを始めるのがポイントです。

↓コピックマルチライナーの基本的な知識はこちらの記事

もう迷わない!コピックマルチライナー全10色 おすすめの色はこれ

今回は実践でデジタルで線画を描いてそれをコピーしたものを使っています。

コピックは印刷物のインクとも相性が良いので印刷した線画に色を塗るのもおすすめです。

2-2. 基本的な塗り方:ベースカラーの塗り方

アニメ塗りの第一歩は、ベースカラーを塗ることです。

塗り始める前に、キャラクターの各パーツにどの色を使うか決めておくと、スムーズに進められます。

例えば、肌にはE00やE11、髪にはY21やE33など、明るめの色を選びましょう。

ベースカラーを塗る際は、筆先をすべらせるように一定方向に塗ることで、ムラを防ぐことができます。

また、大きな面積を塗る場合は、濃淡をつけずに全体を均一に塗るのがコツです。

細かい部分はブラシタイプのペン先を使い、はみ出さないように注意しましょう。

2-3. 影とハイライトを加えるテクニック

影とハイライトを加えることで、イラストに立体感が生まれます。

影を付ける際は、ベースカラーより1~2段階濃い色を選び、光の当たらない部分に塗ります。

例えば、肌の影にはE02やR02、髪の影にはE33やY26などがおすすめです。

一方で、ハイライトは塗らない部分として残すか、最後にホワイトペンで加えることで表現します。

光源の方向を意識しながら配置するのがポイントです。

3.コピックでアニメ塗り:初心者が知っておきたいポイント

3-1. 色の選び方:キャラクターに合う配色の考え方

キャラクターの魅力を引き立てるためには、配色が重要です。

まず、キャラクターの性格やテーマに合わせた基本色を決めましょう。

例えば、元気なキャラクターなら明るいオレンジや黄色、落ち着いた性格なら青や緑系を選ぶと良いです。

次に、基本色に調和する補色を考えます。

配色に迷った場合は、カラーチャート(色見本)やカラーホイール(色相環)を参考にするのがおすすめです。

また、背景や服の色がキャラクターの肌色や髪色とバランスが取れているかも確認しましょう。

3-2. 失敗しないグラデーションの作り方

コピックで美しいグラデーションを作るには、色を重ねる順番が大切です。

まず、薄い色から塗り始め、その上に濃い色を重ねます。

このとき、色の境界をぼかすために0番を使うとスムーズです。

例えば、青系のグラデーションを作る場合、「B00」→「B02」→「B04」の順で塗り、最後にブレンダーでぼかすときれいな仕上がりになります。

また、ペンを速く動かすとムラが少なくなるので、力加減も意識しましょう。

練習を重ねることで、徐々にコツがつかめます。

3-3. きれいな仕上がりにするための後処理テクニック

コピック塗りの仕上げとして、後処理にひと手間加えると、完成度がぐっと上がります。

例えば、ホワイトペンを使って瞳や髪にハイライトを加えると、キャラクターが生き生きとします。

また、塗り終えたイラスト全体を見直し、塗り残しやムラがあれば微調整を行いましょう。

さらに、背景に軽い色を加えることで、キャラクターを引き立たせることができます。

最終的にスキャンや写真撮影をする場合は、光の反射や色合いにも注意し、美しく記録することも大切です。

4.実践! コピックでアニメ塗りをしてみよう

では実際にアニメ塗りをしてみましょう!

↓こちらの線画に色を塗っていきます。

使用色
肌:E00、R02(影) セーラー服:B26、B37(影)白部分の影:W2 リボン:R32、R35(影)  目:G14、G16、G19 髪:E33、E37(影) 口:RV34、RV17(影) ハイライト:コピックオペークホワイト

↓まずは使用色で全体をペタッと塗ります。その後鉛筆で影を塗る部分を描きます。

鉛筆の上からコピックを塗ると鉛筆の線は消えなくなります。慣れないうちは練習のためにあえて鉛筆で影の線を描くと良いですが、慣れてきたら線なしで影を入れていった方がキレイに仕上がります。

↓鉛筆の線を頼りに影を入れていきます。

↓目はG14、G16、G19でグラデーションを作ります。

目のハイライトは目印のためにあらかじめ線で描いていますが、ここでは塗りつぶしてしまってもかまいません。

↓目にコピックオペークホワイトでハイライトを入れます。(ホワイトのペンなら何でもOK!)

↓コピックマルチライナーで瞳を入れて完成!

↓今回使用した線画をプレゼントします。ダウンロードして使ってください。

https://animalcopic.com/wp-content/uploads/2025/01/アニメ塗り.jpg

まとめ

コピックを使ったアニメ塗りは、初心者でも基本を押さえれば美しく仕上げることができます。

まずは必要な道具をそろえ、コピックの特性を理解することが大切です。

基本の塗り方や影・ハイライトの付け方を練習し、色選びやグラデーションの技術を磨いていくことで、より立体感のあるイラストを描けるようになります。

失敗を恐れず試行錯誤することで、塗りの技術は着実に向上します。

ぜひ今回のポイントを参考に、コピック塗りの楽しさを体験してみてください!

ではまた別の記事でお会いしましょう!

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