↑コピックで描いたイラスト
というわけでコピック作家のAtsumiです。
コピックはボールペンやサインペンには高確率でにじみます。
でも中にはコピックでにじまないボールペンもあります。
にじまないペンは見た目では中々わからないので一つ一つ検証していくしかありません。
そこで今回は「コピックを上から塗ってもにじまないペン」をテーマにボールペンを含めた8種類のペンを使って実験してみました。
ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!
目次
1.コピックとボールペン
1-1.パイロットボールペン
最もメジャーに売られているボールペンの1つパイロットの油性ボールペンです。
用紙にボールペンで線を引いて上からコピックでなぞります。
すぐににじんでしまいました。
1-2.パイロットフリクションボールペン
次は同じくパイロットのフリクションボールペンです。
フリクションボールペンは水性のいわゆる「消えるボールペンです」ペンの反対側についているゴムで書いた線をこすると消えます。
こちらも同じように用紙に線を引いて上からコピックでなぞります。
にじみませんでした。
同じパイロットですし、何となくフリクションボールペンは乾きが悪そうなのでにじむと思っていました。
1-3.ゼブラサラサボールペン
こちらも水性のボールペンです。
パイロットのフリクションボールペン同様にじみませんでした。
余談ですが、このゼブラサラサボールペンは筆者個人的に使いやすかったです。
他の一般的なボールペンよりペン先が細く、ツルツルした感じがなくてしっかり安定して線が引けました。
ゼブラ サラサクリップ 0.5mm 黒│ボールペン ゲルインクボールペン
2.コピックとミリペン
次はコピックとミリペンの相性についてお伝えしていきます。
ミリペンとはその名称の通りミリ単位の線幅が描けるペンです。
主にイラストや漫画、製図に使われています。
ボールペンは一般的に細くても0.3mmまでですがミリペンならその10分の1の0.03mmまで種類があります。
2-1.コピックマルチライナー
名前にコピックとついている通りコピックとの相性はバツグンです!
もちろん上からコピックでなぞってにじむことはありません。
色は10色のバリエーションがあり、太さも0.03mm〜1.0mmまであってやはりコピックでイラストを描くにはこのコピックマルチライナーが1番おすすめです。
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↓コピックマルチライナーについての基本的な知識はこちらの記事で
2-2.ピグメントライナー
こちらはドイツ製の水性顔料インクを使用したミリペンです。
コピックマルチライナーと同様にコピックで上からなぞってにじむことはありません。
はっきりとした濃い線が描け、耐久性、耐光性に優れています。
線の太さは0.05mm〜1.2mmでカラーバリエーションは12色あります。
カラーバリエーションがコピックマルチライナーよりも明るくハッキリしたものが多いので、イラストによってコピックマルチライナーと使い分けても楽しいと思います。
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3.コピックとその他のペン
3-1.マッキー
みんな知っている有名なサインペンです!
残念ながらにじんでしまいました。
3-2.ゼブラスーパーネーム
こちらも小学校で持ち物の名前を書くのによく使われるサインペンです。
にじんでしまいました。
サインペンはにじんでしまうみたいです。
3-3.漫画インク
漫画インクはにじみません。
一応検証はしましたが、耐アルコール性であることは容器に書いてあります。
アルコール系マーカーに強い。乾くと耐水、耐アルコール性になります。
ただし色や一部マーカーによってはにじむこともあるとも書いてあるので、使う場合はやはり一度試し描きをしてからにすることをおすすめします。
まとめ
今回はコピックと下描き用のペンとの相性についてお話ししてきました。
おさらいです。
まとめるとボールペンはにじむものとにじまないものがある。(水性はにじまない?)
ミリペンはにじまない。
サインペンはにじむ。
漫画インクは基本的にじまないが色によってにじむかもしれない。
今回ご紹介したペンは世の中に出回っているペンの本の一部です。
ではまた別の記事でお会いしましょう。
↓コピックマルチライナーの太さの使い分けについての記事はこちら