アルコールインクアートのやり方! コピックのもう一つの可能性!?

Atsumi
こんにちは! コピックイラスト作家のAtsumiです。

あなたはアルコールインクアートって知っていますか?

Momo
言葉は聞いたことあるけど…それがコピックと関係あるの?
Atsumi
あるんです!

アルコールインクアートはその名の通りアルコールインクを使ったアートです。

そしてコピックはアルコールインクです。

アルコールインクアートはコピックの補充用インクを専用の用紙に垂らしてそのアルコールインクが作る模様を楽しむアートです!
*コピック以外のアルコールインクでもできます。

アルコールインクアートはコピックのもう一つの可能性と私はとらえています。

では、今回はコピックのもう一つの世界「アルコールインクアート」についてお話ししていきます。
ぜひ最後まで楽しんで行ってくださいね!

1.アルコールインクアートとは?

アルコールインクアートとはアルコールインクを専用の用紙に垂らしてインクが偶然作る模様や色の混ざりを楽しむアートです。

アルコールインクアートはアメリカ発祥で歴史はまだ浅く2010年代の後半から徐々に日本でも広まりはじめました。

2020年以降コロナ禍のステイホームで人気が出て、今ではアルコールインクアートの道具を扱うネットショップやアルコールインクアートを発信するアーティストも増えてきました。

2.アルコールインクアートの魅力

アルコールインクアートの魅力は誰でも簡単に綺麗なアート作品を作れるところだと思います。

絵心は不要です!

また、同じ色の組み合わせでも毎回違う作品になります。

どういう色の順番で垂らすか、インクの分量、そういったことを考えながら作っていくのもアルコールインクアートの楽しみの一つです。

3.アルコールインクアートに必要な道具

アルコールインクアートに必要な道具を紹介します。

・好きな色のインク*2、3色がおすすめ
・0番のインク(または無水エタノール)
・用紙
・ドライヤー(あれば、必須ではありません)
・アートを楽しむ心

一つ一つ順番に詳しく説明していきます。

3-1.好きな色のインク

これはまず作品の印象を決める基本的な要素になります。

好きな色を2、3色選んでください。

Momo
コピックって358色もあるのにその中から2、3色なんて選べな〜い
Atsumi
ですよね! わかります。

色選びはアルコールインクアートで1番迷う部分だと思います。

その場合は色相の近い色でそろえて見ることをおすすめします。

暖色系ならオレンジ、赤、ピンク。寒色系なら青、水色、緑といいった具合にです。

4色以上でも良いのですが色が多すぎると混ざり合って濁った色になってしまったり、まとまりのない印象の作品になってしまいます。

また1色でも綺麗な模様や風合いを出すことができます。

色の組み合わせを考えるのが苦手なら1色でもOKです

さらに、コピック公式でアルコールインクアートセットという必要な道具が入ったものが売られており、プロが選んだ3色があらかじめそろっているのでそれを使っても良いでしょう。

↓コピックの色の選び方についてはこちらの記事で

コピック初心者でも迷わない!おすすめの種類とカラーについて解説します。

3-2.0番のインク(または無水エタノール)

コピックで絵を描くときに大活躍の0番のインクはアルコールインクアートでも活躍します。むしろ必須です。

0番とは無色透明のインクでカラーインクを広げたりぼかしたりするのに使います。

0番の量を調節することによって、インクの色の濃さや広がりが変わってきます。

ただ使い続けることには一つだけ欠点があります。

0番の補充用インクはコスパが悪いです。

補充用インクは1本418円で12ml入っていますが、それではほとんどの人はすぐに使い切ってしまうと思います。

なのでアルコールインク用に販売されている無水エタノールを使うと良いです。

無水エタノールは0番のインクと同じように使うことができます。

500mlで1500円程度で売っています。(販売サイトやメーカーによって価格は違います)

本格的にアルコールインクアートをやっていくのなら無水エタノールを使うことをおすすめします。

3-3.用紙

基本アルコールインクアートに向いているのは耐水紙です。樹脂素材のものや樹脂をコーティングした紙です。

ユポ・コーポレーションのユポ紙が有名のようですが、コピック公式にはコピック専用紙が販売されており私はそちらを使っています。

紙はA4サイズのものが多いですが、小さく切って使うことをおすすめします。

というのもはじめたばかりの頃はA4サイズという用紙の大きさを持て余してしまいがちだと思うからです。

私の個人的な意見ですが、A4サイズを4分の1に切ったA6サイズで十分です。

小さい作品をたくさん作った方が上達も早いです。

ついでに用紙の節約にもなりますしね!

3-4.ドライヤー

ドライヤーは風を当ててインクの流れを調節するのに使います。

そうすることで好みの広がり方や波のような模様を作ることができます。

でもドライヤーは必須ではありませんし、私は使っていません。

口でフーッと息を吹きかけてもインクの広がりや向きを調節することができます。ストローを使っても面白いです。

それでももう少し細かく模様を表現したい! と思ったらドライヤーは検討しても良いと思います。

Atsumi
そして、アートを楽しむ心! 難しく考えすぎないで気楽にはじめてみてくださいね。

4.アルコールインクアートの注意点

Momo
早速、アルコールインクアートやっていくよ!
Atsumi
ちょっと待って、その前に注意点があるよ。

注意点は2つあります。アルコールインクアートはアルコールを使うので以下の2つの点を守って行ってください。

・換気(狭い空間でアルコールインクを大量に使うと気分が悪くなる場合があります)

・火の近くで行わない(冬場のストーブ注意、ドライヤーを使う場合は冷風でお使いください)

5.アルコールインクアート実践!

↑好きな色1色を用紙に落とします。(机を汚さないように新聞紙など引くと良いです)

↑次に2色目の色を少し離して落とします。

色同士を近くに落とすより少し離して落とした方が色の混ざりが緩やかになり綺麗な色味になります。

↑お好みで0番(写真はエタノール使ってます)でぼかす。

これを繰り返す。

0番を落とすタイミングはいつでも良いです。
・色を落とす前の1番初めに落とす
・1色落とした後に落とす
・数色落とした後に落とす

0番でぼかすタイミングを変えることで様々な表現をすることができます。

まとめ

さて、今回はコピックで絵を描くのとはまた違った楽しみ方について紹介してきました。

アルコールインクアートやってみたくなりましたよね!

インクは358色もあるし0番を落とすタイミングを変えてみたり、息を吹きかけたりすることでまた面白い模様が生まれたり。

同じ作品は2度と生まれない、表現の可能性無限大のアートだと感じています。

ぜひ色々試して楽しんでみてくださいね!

ではまた別の記事でお会いしましょう!

↓コピックの色見本「カラーチャート」の作り方についてはこちらの記事

楽しく簡単にできる!「コピックカラーチャート」自作のすすめと作り方

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